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2008年05月12日:ムーシールド

こんにちは。最近テレビでもよく取り上げられるのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、今日は「ムーシールド」についてのお話です。これは1986年に柳沢宗光先生がデザインした「ムーアプライアンス」の簡易型とでも言いましょうか、乳歯列期の反対咬合を改善するために作られた装置です。反対咬合を認める乳歯列において歯科医師が誘導して上の前歯と下の前歯が切端同志で噛める状態ならば、見かけ上は反対咬合(歯性反対咬合といいます)であっても永久歯の萌出とともに自然に改善するケースが多いです。しかし、その誘導を行っても反対咬合のあるケースでは「骨格性反対咬合」であり自然治癒は難しいと考えられます。
 この「骨格性反対咬合」である場合であっても、放置するよりは改善をめざして手を尽くしてあげた方がズレは少なく済むと思われます。また、「歯性反対咬合」であれば積極的な介入により改善を見込めると思います。いずれにしても成長期のお子さんの体はいろいろな力を秘めていますので、早期に介入することで抜歯をしないで矯正することができたり(非抜歯矯正と呼ばれます)、放置すれば大きな顎のズレを起こしていたであろうお子さんを早期の治療によりごく短期間で矯正治療を終わらせてあげることができたり、メリットは多いです。JIADSの中村公雄先生が言っていた言葉で印象的だったもので「理想的なピンポイントを一回で目指すのは、ゴルフで言えばホールインワンです。なかなかそうはいきませんが、一打目をフェアウェイに乗せておいて次の手を考えながら、グリーンに乗せたら今度は芝の目を読む。それからパットで決める。歯科治療もこれと一緒」と。これは咬合理論(噛み合わせ)を指しておっしゃっていたのですが、小児矯正にも当てはまると思います。成長を通してホールを進みます。ラフに入ったらフェアウェイに出してあげる、バンカーに入ったら出してあげる、それを成長期の矯正では繰り返してあげること、それが小児矯正の本質だと思います。つまり我々のスタンスはお父さまやお母さまと一緒にお子様の成長を見守りながら、フェアウェイから外れた時にだけ介入してあとはまた様子を見る、というものです。ずっと装置を入れ続けるわけではないですよ。ちなみにムーシールドってこんな装置です。
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さかさまに置いて写真をひっくり返しているので少し見にくいでしょうか。なんでもそうですが、適応症かそうでないのかの判断が大変重要となってきます。通われている歯科医院の先生や「歯並びコーディネーター」を持つ歯科衛生士さんに相談してみてください。もちろんメールでの相談もOKですから、おがわ歯科医院宛てにメール下されば私のわかる限りでお答えします。あっ、質問は歯周病(歯槽膿漏)、インプラント、なんでも承りますから、なんでもご相談ください。


千葉県千葉市緑区のインプラントはおがわ歯科医院 ちばみなみ歯周病 インプラントセンター

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