新着情報2008年05月13日

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2008年05月13日:最新のマテリアル①

こんにちは。今日のテーマは「最新のマテリアル」と少々うさんくさいのですが(笑)、インプラントや歯周病のオペに使わせてもらう「骨補填材」を取り上げます。
 インプラントの設置を考えた時、歯を作りたい場所に骨がなかったらインプラントが設置できませんよね。まず「歯を作る」まえに「骨や歯肉を作る」必要があるわけです。その骨を作るという部分で必要になるものが「骨補填材」です。材料の組成から大きく2つに分けて理解していきましょう。1つは「生物由来」である製品があります。これはドナー登録されているヒトの骨であったり、牛であったりいろいろあります。BSEが毎日メディアに取り上げられるころは「・・・・それで、骨を作るにあたって牛の骨を・・・」なんて言うと即座に拒否反応が返ってきました。もちろん黙って使用したら医の倫理に反しますから患者さまの了解を得て使用しなければなりません。私は当時(今もですが)このようなお話をさせていただきました。
『牛が怖いと思う気持ちはわかります。リスクを数字にしたデータがあります。地球上に100億人の人間がいたとしてその全員にこの製品を移植したとします。そんな地球と同じような惑星が27億個ありその住民全員に同じように移植をしたとします。それで感染を起こす人は0.7人未満であるというものです。ということはリスクはゼロではないですがかなり低いんです。きっとこの製品を使用してBSEに感染して死亡するより交通事故であなたが亡くなる可能性の方が高いと思いますし、焼肉好きでしょ?それに世界中の文献(論文です)を見ても成功例としてこれが一番多く使われているポピュラーなものなんです。』
もちろんこの説明をさせてもらっても断られることもありましたし、その場合は別のものを使用してします。
 ヒトの骨から・・・という件(くだり)も引っかかる方がいます。これももちろん誰の骨でも、というわけではなく「ドナー登録されている方がお亡くなりになり、内臓を他の患者さまに移植したが問題のなかった個体についてのみ骨を使用して製品化されています」ので、何かある場合はもっと手前の段階で発覚しますから、製品化されている時点で問題はない言えます。それでも使いたくない場合はもちろん次善の策を考えます。

次に「非生物由来」の骨補填材とは化学合成された、とでも言いましょうか人間の手で作られた材料、と言う事ができますね。これは100パーセント感染に対してのリスクはありません。ただ、期待している通り骨の再生ができなかったり、生体には馴染みにくいというマイナスもあるにはあるのです。実際私も使用した経験から、馴染みやすさで言えば自家骨(患者さまご自身の骨です。口腔内の別の部位から採取しなければならないことが多く傷が2カ所になります)、次にヒト由来の骨補填材、βTCP,ハイドロキシアパタイト、BioOss(牛由来)の順かと思います。それぞれに特徴があり、どんなオペをするのかで馴染みの良くない牛由来のBioOssがいいのか、馴染みの良い自家骨もいいけど傷が2カ所じゃあ・・・ということを総合的に判断して、その処置にはこれがベストじゃないですか、というスタンスで選ばせていただいて患者さまのご意思を伺って、一緒にどうするか考えて決めましょう。「先生に任せるよ、わかんねーもん」という患者さまも時々いらっしゃいますが、一番大事な自分の体のことをそのように扱ってきたからインプラントや再生療法が必要な状態になったんですよ、もう再治療がなるべく必要ない、予知性の高い状態で治療を終わりたければ一緒に考えてくださいね、とお話しさせていただきます。おがわ歯科医院はそんなクリニックですから、人によっては「ウザい」と思われるかもしれませんね。


千葉県千葉市緑区のインプラントはおがわ歯科医院 ちばみなみ歯周病 インプラントセンター

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