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2008年05月28日:ファイバー・コア

こんにちは。今日のテーマの「ファイバー・コア」のお話をする前に、「コア」について説明します。コアが必要になるのは神経を取った歯(失活歯)であり、その歯の歯冠修復をする時に強度の確保や形態の回復を目的として行ないます。従来は何かしら金属を用いたり、コア自体が金属だったりという事が多かったと思います。現在でも保険治療で認められているコアは金属を含みます。
歯というのは神経を取った時点で血液の供給がなくなり、酸素が来なくなりますからもろくなってしまいます。そこに歯よりも硬い金属のコアが入ったらどうなるでしょう?噛む時の力は自分の体重以上がかかることがあり、歯にヒビを入れてしまったり、割ってしまうというトラブルが起きる可能性があります。
 これは神経を取った歯の宿命であり、やむを得ない部分はあります。しかしこのリスクを最小限にしてあげることは、少しでも長持ちさせたいと考えるなら大きなメリットと考えます。そこで硬さの近い「グラスファイバー」と「コンポジット・レジン」を用いた「ファイバー・コア」が登場したわけです。このメリットは堅さが近いだけではありません。メタルコアを歯に着けることを合着といいますが、歯と金属の間には必ず「接着剤」の層が存在します。長い間口腔内に存在すると「ウォッシュ・アウト」と呼ばれる接着剤の溶出が起きます。もちろん使う材料によっては程度の差はあるでしょうけど、徐々に唾液に溶かされてしまう宿命なんです。ただしそのタイミングはいろいろで、接着剤の寿命の前に人の寿命となって、問題が不顕在化してしまう、つまり問題とならない場合だってかなりの数あるとは思いますが。
 話が逸れました、ファイバーコアはウォッシュ・アウトがある合着ではなく歯質との「接着」により歯と着きますので、隙間ができたりその隙間から虫歯に二次的になってしまう可能性がかなり低いです。この「ファイバー・コア」を口腔内で作る直接法で行なった場合、余計な歯の切削が必要なく残った歯質を最大限保存できます。金属のコアだと型取りが必要で、ということは外開きに削る必要がありますが、型取りがいらないこの方法は悪い個所だけ削れば済むので割れやすい失活歯には有利と言えます。

これはメタルコアの図と写真です。%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%A2%EF%BC%91.JPG

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こちらは「ファイバーコア」です。fibrekor2.jpg
結局被せてしまうので見た目はそんなに影響はないです。「オール・セラミックス」を用いての修復をされる場合は、絶対ファイバーコアにしておかないと、金属色が透けてしまいます。注意しましょう。


千葉県千葉市緑区のインプラントはおがわ歯科医院 ちばみなみ歯周病 インプラントセンター

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