新着情報2008年07月06日

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2008年07月06日:根管充填4

こんにちは。これまで3回にわたって根管充填についてお話してきました。今日は難症例と言われる歯の形態についてのお話からスタートします。といいますか、根管治療自体が難しい治療であって簡単なことってあまりないんですね。でも列挙するとこんなカンジ、根尖(根の先)付近で枝分かれしている、根尖で分岐がある、様々な影響で根管が狭窄している、再治療の歯すべて、などです。

 そういう難症例であってもこちらの装備で「中くらいの難しさ」になります。その一つが「マイクロスコープ」です。5倍~30倍に拡大して歯の内部を観察できます。隠れた根管を見つけたり、折れた器具がある場合それの除去に使用したり、ラジ・・・、いえ(笑)、レッジとかフィンと呼ばれる根管と根管がつながった場所などを超音波で砕いて行く時に使用したり、用途は多岐にわたります。見ながら治療をすることと、こうかなあという思い込みで治療をするのと、やはい結果は違いますよ。持ってるから言うのではなく、絶対に違いますよ、それが科学です。科学と言えばラバーダムもそうです(連日叫んでますね、私)。唾液の混入を防がずして正しい根管治療はありえないんです。細菌が見えますか?ウィルスが見えますか?だから侵入に気付かないんですから、せめてそれが含まれることがわかっている唾液の侵入は防ぎましょう。でもこの国は必要ないと判断しています。なぜでしょう?国が我々歯科医師を信用していないんでしょうね、きっと。

 いくらマイクロスコープを使用したとしても治療が困難な歯の特徴的な形態があります。その一つが今日御紹介する「樋状根(といじょうこん)」です。これは下の7番目の歯で時々みます複数の根管がつながった形をしています。簡単に言うと根管は管(くだ)ですが、樋状根の根管は大きな隙間といいますか、狭い空間ではないんです。ということは、そこに入っていた歯の神経(歯髄)を取り残したり、根管充填するにも従来のラテラル根管充填では空隙を残したり、ラジ・・・(しつこい?)完全な形で治療をしにくいのです。
 根管充填の連載(?)の中でも書いていますが、根管充填のキモは根尖のシールだということ。これを踏まえて考えると広い空間のある樋状根は「圧」をかけて根管内を封鎖しにくいですよね。
 型枠の中に粘度を詰めて動物の形にする遊びを想像してみてください。しっかりと「象さん」の形を作りたければ、粘度をギューっと型枠に詰め込みますよね?それと同じなんです。根管充填もしっかりと圧をかけないと、どっかに隙間ができてしまうんです。それでは細菌の住処を与えることになり、再感染を防げるシールができないことになります。これができるのが「垂直加圧式の根管充填」のメリットなんです。

 実際の症例のレントゲン写真です。
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すばらしいテクニックをお持ちの根管治療の専門医の先生ならば、従来のラテラル根管充填で充分良い結果を出せるのでしょうけれども、根管治療専門ではない一開業医の私が良い結果を出すにはウルトラフィルによる「垂直加圧式根管充填」は非常にありがたいものです。ここまで封鎖ができるのであれば、難症例のケースであっても今までのような不安が残ることも減ったのは間違いないです。
自分にできることを少しづつお伝えし、患者さまやブログの読者の方の理解を深めるお手伝いができれば幸いです。


千葉県千葉市緑区のインプラントはおがわ歯科医院 ちばみなみ歯周病 インプラントセンター

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