新着情報2008年11月14日
2008年11月14日:初めて!
こんにちは。今日は初めて義歯についてのブログを書きます。いささか緊張します。実はこの方の義歯をお作りするのは2度目です。平成17年5月にお作りしたのですが人工歯が一度脱離して修理し、その後順調だったのですが、今度は義歯の床にあたるピンク色の部分にわずかに亀裂が入り心配されて来院されました。
まず初診時の状態です。
比較的顎堤はありますので、困難ではありますが歯肉の調整や骨隆起の処置などはせずに、義歯の型取りを進めました(いいんだよね?仁君)。日本歯科大学の補綴講座の小出馨先生の義歯・顎関節セミナーを3年かけて受講したとおり(1年では理解しきれなかったので、オブザーバーとして2年間参加しました)、フェイスボー・トランスファーを行ない咬合器に生体とほぼ同じ動きを再現するための位置決めをする、咬合採得(噛み合わせをきめること)を行ない、ゴシックアーチを採取して左右の軌道上でチェックバイトという機能時の噛み合わせを採取して、人工の歯を並べて、口腔内に試適して、OKなら仕上げる、と。言葉で書くと簡単ですが、とっても複雑な工程なんです。そんな複雑な工程を経て仕上がった義歯です。
こんな感じです。人工歯には「e-HAクアトロブレード」というブレードティースというものを使用します。これはリンガライズド・オクルージョン(噛んだ力で義歯が不安定にならないように力のかかるポイントを内側寄りにすること)を前提に小出先生がお作りになったもので、非常に裁断性が高いので擦り合わせる運動が必要ないので義歯を不安定にする要素がとても減少します。
口腔内に合わせた状態です。
さてあとは使ってもらってお話を聞かせてくださいね、Mさん。いきなり無理はしちゃだめですよ。せんべいくらいならどうぞ!





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