新着情報2009年04月21日
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2009年04月21日:スプリント(テンプレート)の危険性
こんにちは。土曜日と日曜日で筒井塾の修復的歯牙移動コースに行ってまいりました。診断の要となるセファロトレースとスーパーインポーズという基本的な部分から、ワイヤーのベンディング(オメガループ・タイバックループ・Vループ・Lループなどなど・・・)の実習(なんと土曜日に日曜日までの宿題がでました!飲みに行けないじゃん・・・苦笑)や、講義では「移動できない歯、顎関節症についてのさまざまなこと、スプリント治療の怖さ、態癖、ブラケット・ポジションについて」など脳が熱くなるほどの内容の濃さでした。
さて、スプリントですが、私も治療で使うことがあります。咬合において「バーティカル・ディメンジョンの低下や左右非対称」などは悪化傾向にあると考えますから、そうせざるを得ないような治療行為を伴うものは自ずと難症例となるわけです。これは矯正治療においてもそうでしょう。スプリントとは歯の表面に乗せるプラスティックのプレートです。これを乗せて噛むことで上下顎間距離が開き、バーティカル・ディメンジョンが「一時的に高く」なります。
これは体にとっては受け入れやすいことで、咬合の悪化とは真逆のことですから患者さまが感じている症状が軽減されることが多いわけです。しかし、「一時的に」を強調したのは意味があります。もしずっとこれを装着して絶えず噛んでいたとします。そうするとスプリント下の歯がめり込む(圧下といいます)わけで、これが大臼歯部に起きれば顆頭(下顎骨の顎関節を構成する部分)を突き上げやすくなり、TMD(顎関節症)症状を憎悪させることが想像されます。
また外したときは歯がめり込んでいますから、まさにバーティカル・ディメンジョンが低下していて咬合状態が悪化しているわけですよね。
スプリントは一時的に入れるように指導しなさいと、各方面から聞いたことはありましたがこういう事情だったのですね。





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