新着情報2009年12月17日
2009年12月17日:上下顎の左右のズレ
こんにちは。今日は態癖(頬杖や唇の癖などを言います)により、上下の歯並びを整えてはいるけれども、上下の正中が揃わないケースを紹介します。横方向のレントゲンで確認したところ下顎の劣成長と、上下の正中のズレがありました。
一旦、顎関節に負担がかからないポジション(筒井塾ではRP、リラックス・ポジションと習います)を見当をつけて、スタビライゼーション型のスプリントを作りました。それにより顎関節の症状(この場合は運動時の違和感とクリックという雑音)に変化が現れるか経過を見ていきます。改善を確認した後、具体的な矯正治療に入ります。これは、「歯が原因で不定愁訴が起きているか確認する」ことが目的です。歯が原因ではない不定愁訴に歯の治療をしたらドツボにハマりますからね・・・。
そして、上下の歯をレべリングしたところです。レべリングとは歯のガタガタを並べることを言います。まだそれぞれはきれいですが、上下の噛み合わせは完成していません。
よく見ると、下顎が奥にあって、中心があってないですよね。彼はカウンセリングで「右側の頬杖してない?」と聞いたら「あっ、してます・・・」と話してくれました。なんでわかったんだろう?という顔をしてましたが。
それぞれはきれいに並んできていますね。
横から見たら下顎を後方にも押し込む態癖があるだろうことが推測されます。またカウンセリングだね。おがわ歯科医院の衛生士は私のトレーニングでこういった態癖を見つけてくれますが、まだ修行がいるよね。がんばっていこうね。
そしてばっちり合う矯正装置をボウザーアーツの関さんに作ってもらい(この場合はアムステルダム・ミニ)、坂道を付けて正中が合っている、前方位に誘導して噛ませます。この時のポジションは、最初に作ったスプリントで見つけた仮RPの位置を参考に決定します(ごめんなさい・・・患者さまには難しいですねえ)。
横から見るとこんなカンジですね。ここから隙間のあるところはそこへ歯が延びてきますし、下顎の歯並びの湾曲(スピー)はこれで解消されてくるでしょう。当然下顎の位置を決めてありますが、仮RPに問題がないか常に確認していきます。矯正治療は歯並びを整えるだけではないことがわかっていただけますか?ちゃんと治すには時間がかかるんですねえ。





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