新着情報2010年01月14日
2010年01月14日:こうなっちゃいます?
こんにちは。今日は右上4567欠損(つまり右の奥歯がなく、犬歯が最後方歯ということです)の患者さまで、術前にCTを撮影させてもらったのですがCTがすべてではないな、というお話です。まず、術前のCTから見ていきましょう。
あららら・・・、骨がないですねえ。このままではインプラントの設置ができないですよねえ。抜歯してからしばらく傷の治癒を待っていただき、サイナスリフトという上顎洞底挙上術を行いインプラントの設置を同時に行う計画を立てました。しかし、緑のドットと青のドットの間に厚みがありますよね。この部分で上顎洞内の粘膜が肥厚している事が推測できます。しかしオペを進めていくと・・・。
矢印のところに白っぽいモノが見えますねえ。コレ、上顎洞内にできていた嚢胞という膿の塊なんです。この部分はこの嚢胞を除去して上顎洞粘膜が治癒するようリペアして、ここから離れた部分にだけインプラントを2本設置しました。そして摘出した嚢胞です。
もし、CTを撮らなかったら上顎洞内に「何かがある」ということを見逃していたでしょう。しかし、粘膜の肥厚は想像できても、臨床症状から鼻の症状は皆無ですから、こうなっちゃうとは想像できませんでした。このケースをもしソケットリフトという侵襲の少ないオペ方法で行っていたら・・・、こういう状態だとは気付かず処置を終わっていたでしょう。CTがすべてではないですが、必要なケースでは撮らせてください。
600回記念のブログですから、インプラントネタにしてみました。





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