新着情報2010年01月03日
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2010年01月03日:印象
こんにちは。めずらしいカテゴリー「歯冠修復」ですねえ、これってインプラントの上部構造にセラミックを使っても歯冠修復ですし、天然の歯にオールセラックを作っても歯冠修復ですし、セレックによって修復したとしても歯冠修復なので、立ち位置が微妙なカテゴリーですねえ(笑)。そんな、歯冠修復の作業工程の「型取り・シェードテイク・プロビジョナルの役割」などについてお話します。それがなすびです。
型を取るって歯医者に行ったことがある多くの方が経験されたことがあると思います。あれです「おえっ」となる苦しいやつ。たぶん苦しい以外の感想といえば「冷たかった」か「臭かった」か「マズかった」くらいでしょうか?どこでそれだけの精密さがあるんだろうと疑問に思われた方っています?
精密さを出すためにはまず、変形しない個人トレー(型を取るためのオーダーメードの器です)を製作します。こんな形ですが、僕の力(握力60キロちょっと)で握っても変形しないことが理想です。いつもお世話になっているD-SPECの安部さん(宮野さんかな?)が作るトレーは超高剛性!ゆがまない。かたや、たまにお願いするNデンタルさんのは・・・割れますもんねちょっと握ったら・・・。何度も同じことお話しているんですがね・・・。また、変形させない以外にも意味はあって、印象材(型取りの材料)の厚みを均一に薄くすることで印象材自体の変形も小さくする意味があります。
もうひとつ、型取りの準備で忘れてはならないことが糸巻きです。圧排糸と呼ばれる細い糸を歯と歯肉の間の歯肉溝という隙間に巻いていきます。そうすることで模型(模型の色は単色ですから)にした時に「どこまでが歯で、そこまでが歯肉」なのかはっきりさせます。じゃないと、技工士さんがわかりにくいですからね。今回は右上236がセラミックの被せ物になり、45はインプラント上部のセラミックになります。
この状態で青い部分のインプラントを型取りするインプレッションポストを型取りでピックアップします。つまり型取りで使用するシリコンとポストを一塊にして口腔内から取りだします。ここで型取りしてから後でポストを取りだし型に戻す方法もありますが、ミクロンの処置をしているのにそういう誤差を認めるのか疑問があります。システムとしてこのようにできないインプラント・システムもありますからねえ・・・、それはしかたないでしょう。
そして色を確認します。が、わかりやすい色なのでデジカメでいくつか写真をいただいて、D-SPECに送ります。あとは安部さんよろしく。
これで仕上げの歯を作るのですが、これまでにプロビジョナル・レストレーションを用いて・・・あっ仮の歯のことです、次回セット時までなんとなく入っている仮の歯とは役割が違いますよ。それによって、歯の長さ、先端の角張り具合、つるっとした歯か、凹凸がはっきりした歯か、好みの部分を最大限反映させてきたので、コピーして仕上げの歯を作れば、好みが反映された形になるはずですから、なんら抵抗なく受け入れられるはずです。
とまあ、複雑な工程を経て最高のセラミックを仕上げていくわけです。手間がかかっている分コストも割高ですが、ちゃんとした理由があります。
注:当初載せていた写真ですが、患者さまから削除のご依頼がありましたことから、削除させていただきました。ブログをお読みの方には写真なしにはおわかりいただけない部分があるかとは思います。ご来院いただければ、別の写真を用いてご説明いたします。





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