新着情報2010年02月10日
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2010年02月10日:クラウンレングスニングと歯牙の意図的再植術
こんにちは。今回のテーマですが、昨日と半分被りますね。でも「歯牙の意図的再植術」とはちょっとおもしろいアイデアがありますので、退屈はしないはずですよ。同業者の専門医の先生には退屈なネタでしょうから、恥ずかしいですしお読みにならないでください。
部位は右上の3.4についてです。3(緑)はクラウンレングスニング(周囲の歯肉と骨のトリミングをすること)をして保存、4は抜歯の計画を立てていました。まずは術前の状態から見ていきましょう。
3は歯肉に埋もれていますが、歯根が長いことから保存は可能だと思います。4は・・・エクストルージョン(矯正的な移動)にも反応が良くなかったので、アンキローシス(骨性癒着。予後が悪いんです・・・)を疑い抜歯を考えていました。そして、昨日に引き続き3の余分な歯肉を除去したところです。
途中で切れちゃうから、こうやって丸く除去するのってちょっと難しいんですよ。歯周病専門医には簡単な作業でしょうけれど、僕には難しいんですねえ。そして、4の抜歯を行ってみたら4は歯根が曲がっていたからなかなか出てこなかっただけで、感染がないことがわかりましたので180°回転させて再植(抜いた歯をまた戻すこと)することを考えました。その前に血流がよくない(うまくいかない可能性を話してあります)骨にディコルティフィケーション(あえて血流の良くない部位に出血を起こすこととお考えください)を行った様子です。
そして一度抜いた歯を180°回転させて再度植立したところです。歯は円柱じゃないからぴったり収まらず、少々浮き上がりますでしょう?それを利用してエクストルージョンでは移動できなかった分を補填しました。
国立ご開業の下地先生がおっしゃっていた「歯が埋まっていた位置まで埋めてあげてください」という言葉を参考にして、余分な歯根膜は除去しました。そして糸で固定してあります。
横から見たらだいぶ歯が浮き上がったように見えますね。
しばらく安定するまで待ち、その後連結のプロビジョナルを作りましょうね。Kさん、お疲れ様でした。これがうまくいけばインプラントを設置する場所が1か所減りますね。患者さまのために「この歯残せるけど抜歯してインプラントのが・・・」なんてことはいたしません。この歯を残すことより、インプラントを設置して患者さまを一生メインテナンスする方がはるかに難しいし、大変なことだからです。





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