新着情報:カテゴリー「お知らせ」
2008年06月26日:メントールって
こんにちは。僕がここ5年くらいお世話になっている美容室が取手にあります。そこのオーナー美容師とのやり取りから、おもしろい話を聞きましたのでみなさんにも報告しておきます。
いつも頭皮の状態を確認してもらい、頭皮ケアをしてもらってカットをしてもらいます。その時、男も35を過ぎると毛があることが大事になってきますから、普段「○クセス」とか使うとやっぱり抜け毛にいいの?って聞いたんです。そしたら意外な答えが。「悪い事はないだろうけど、メントールって体から抜けないから、いつまでも残るよ」って言われました。元々人間の体に存在するものならいいですが、そうでない物が残るって言うのは気持ち悪いのでそれからメントールが含まれる製品は敬遠してしまいます。
当たり前に食べ物に含まれる添加物も怖いですし、なるべくなら日本人が昔から食べているものを口にした方がいいんでしょうね。目黒にある「KEN DENTAL OFFICE」のブログにひらがな食のススメについていくつか書かれていますので、そちらを参考に読んでもらうとかなり我々の食生活が偏っているのがわかっちゃいますよ。
千葉県千葉市緑区のインプラントはおがわ歯科医院 ちばみなみ歯周病 インプラントセンター
2008年06月23日:サイトを見て
こんにちは。最近当院のホームページをご覧になって来院される患者さまが増えております。急増と言っていいかもしれません。皆様に共通しているとわたしが思う事は、非常に歯科の治療に対して積極的であり、勉強されていて知識が豊富だということです。こちらにとっては願ったり叶ったりでありまして、コンサルテーションがスムースに進み説明を理解していただくまでの時間が短いです。これは一人一人の時間を短縮するということではなくて、同じ時間でよりたくさんの情報をお伝えできるということで、より深く理解をしていただけると思います。
それで問い合わせで多いことですが①根管治療について②本当に抜歯しなければならないのか③インプラントが可能かどうか知りたい、が今現在のトップ3です。
①ですが、もちろん拝見させていただかないとお答できませんが、これまでに根管治療を受けたことがあるか、治療は何回くらいかけているのか、ラバーダムは使っているのか、再治療や再々治療なのか、いろんな条件に左右されます。マイクロスコープの使用についても問い合わせの際に質問されることが多いと、スタッフが言ってましたね。これは見逃しはなくなりますが、治らない根管治療が治るようになる魔法の機械ではないですから、あくまで治療の補助的な役割になります。「完璧な根管治療」をするならば必要ではないかと思いますが。
②も、根管治療を前の医院で6か月してもらっているが治らないし、毎回痛い(治療中にチクチクすることはありますが、痛い場合は麻酔をすればいいだけの話ではないかと思うのですが)のだがこのまま治療を受けていて平気か?とか、1年半根管治療に通ったが違和感が消えない、とか根管治療に付随する話の事が多いです。
これらについて、レントゲンの審査ではわからないこともあります。その場合はCTの撮影をさせていただいて(これは外部に依頼することになります。精度が要求されるためモリタ3DXを導入しているITデンタルクリニックに依頼させていただいてます。スタッフの皆様いつもお世話になります。)、判断させていただきますが、この場合「なんとか残して」という事はもはやできません。それは、「白黒はっきり」するからです。ダメなものはダメ、残せるものは残せる、とわかってしまうからです。逆に言うと、CT画像を見ていないので「ダメなものを残せる」と判断し、本来は抜歯すべき歯に何ヶ月も時間をかけていたのかもしれませんね。
③インプラントが可能かどうかについても、一目了然で可、という方もいらっしゃれば、例えばヘモグロビンA1Cが7.7と全身の状態から判断して不可能という場合、骨の状態がわからずやはりCTを撮ってもらってから可否を判断する場合、のいずれかになりますね。
また、当院では「インプラント10年保障」のシステムを導入していますので、その保障内容についても問い合わせがあります。
と、ここではトップ3のみについて触れました。いつも誰も見てくれていないのかも、と思いつつ書いているブログであったりしますが、誰かが見ているのだという自覚が最近やっと出てまいりました。これからも正しい情報をお伝えできるようになるべく「診療日は毎日」更新できるように自分にもインプットしたいと思います。それはつまり学習ですね。
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2008年06月10日:我が家の住人
こんにちは。どうやら昨日の写真を見て予約を取り消した方はいらっしゃらないようなので、このままブログの更新を続けていきたいと思います。毎日かなり暑くなってまいりましたね。そろそろ自慢の「島ぞうり」でお出かけする季節になってきました。そのなかにも、ちゃんと「勝負島ぞうり」があって、めったに履かないものもあるんです(笑)。
朝クリニックのゴミを出す時や、新聞を取りに外へ出た時などに足もとにありえないものがあることがあったんです、たびたび。それは5~8cmくらいの鳥の骨なんですが、これを我が家に運んでくる犯人と思われる姿を写真に捕えました。
なんと仲間もいました。
同じ場所で撮影しました。この子たち人を突っつくわけでもなく、どこかで拾った自分たちの食料を、うちの屋根の上で食べていてその残骸が落ちてきているようなんです。近所ではこのカラス、「小川さんちのカラスが・・・」と呼ばれているんです(笑)。命名されてるなら仕方がないか。
千葉へ来る前は東京の板橋区成増という場所に10年くらい住んでいましたが、もっとカラスが大きかったです。職場のあった東大和市や立川市でも大きかったですね。食べる餌、ゴミが多かったからなのでしょうか。「小川さんちのカラス」は小さくて近くで見てもそんなに怖くないですね。ただ、彼らは頭が良く、一度イジワルされた人間の顔を覚えているんですって。あと、嘴(くちばし)は黄色じゃなくて黒ですね。
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2008年06月03日:同じコンセプト
こんにちは。先週から副鼻腔炎かな、耳鼻科に行かなきゃヤバいかなと思っていましたが、病院に行く時間が平日に取れないので自院にあるジスロマックを飲んで、休みの日を待とうと思ったのですが、これが効果あって鼻水も止まり、重い感じも、何も症状がなくなりました。寒かったり、暑かったり、ラジバンダリ・・・(わかるヒト、アホですよ~)で、夜中に布団を剥いでしまい、朝方かちんこちんになっていたのがいけないんでしょうねー。みなさんもお体ご自愛ください。
同じコンセプトを持った仲間と仕事をすると非常に無駄がなく、円滑に事が運びます。僕は「再治療がないように」、「長持ちするように」、「苦痛が少ないように」をバランスよく考えさせてもらって、治療のプランの提示を行なう事を心がけています。おがわ歯科医院のスタッフも全員このコンセプトに則ってご指導させていただきますので、あれ、どっかで聞いた話だな、ってことがあるかもしれませんね。もしかしたら僕の話とダブる部分があるかもしれませんが、それは「スタッフ全員が同じコンセプト」の元に動いているからだと思います。経験年数の違いによる知識の差はあっても、みんな同じ方向、つまり「患者さまのお口の健康の回復とその長持ち」、を考えて日々診療をさせてもらっています。
そのために院内で勉強会をしますし、僕が通っているスタディ・グループで行われる「衛生士」向けの勉強会に参加してもらったりしています。当院スタッフの小出ですが、JIADSの歯科衛生士セミナーを受講しており歯周病に対する知識は豊富です。コツコツまじめにやる子なのでSRPという歯肉縁下の歯石取りなんかは得意ですね、きっと僕よりうまいと思います、ホントに。がんばった証です。
受講生は各地から来ますが、良く通ったと思います。がんばったね。
JIADSという場所は、歯科治療の結果は「清掃性が良く、長持ちすること」が大事と考え、我々に教えてくれるスタディ・グループです。トップの小野先生の患者さまで17年とか、18年歯周病が再発しないで良好な状態を保っている結果を見せていただきましたが、本当にすばらしいと思います。小野先生のお言葉で「おこぼれをもらうなら超一流のおこぼれをもらえ」と言われたのが印象的ですが、まさにお言葉に従ってJIADSについて行きたいと思います。このキーワード、一度検索していただけるとおもしろいかもしれませんよ。
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2008年05月31日:来週の土曜日は休診です
こんにちは。早いもので来週は「新潟ツアー」の3回目です。今回は三条市にある榎本先生のクリニックでのライブオペの見学になります。予定としてはインプラントの抜歯即時埋入だそうです。どういうオペをされるのか楽しみです。
全然歯の話ではないですが、ららぽーと、リニューアルしたので先日行ってみました。新たな店舗も多数入っており楽しいですね。雨なのに「クリスピー・クリーム・ドーナツ」は傘をさしてたくさんの人が並んでいてびっくりしました。
ランチも「クア・アイナ」で食べましたがココのは男でも一個あれば満足ですね、大きいですから。
さて、来週は自分の母親のインプラントのオペがあります。身内はちょっとやりにくいですね。左上4567欠損に対して3本埋入する予定ですが、内2本はソケットリフトです。
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2008年05月30日:昨日のJIADSは『水』
こんにちは。昨日は休診でしたがJIADSの文献勉強会でした。昨日のテーマはいつもと違いました。いつもなら歯周病について書いてある著名な歯周病専門医の論文(Myron Nevins, P.D.Miller, Schalllhorn,
Kramer各先生の論文など)をJIADSの先生が製作した和訳を横に並べて、何を言っているのか(書いているのか)、信頼性はあるのか、我々臨床家の現実に則しているのか、論文特有の「マジック」はないのか、を考えていくのです。
普通は大学に残った経験のある先生は論文の読み方などは習うことが多いようですが、僕のように大学を卒業して開業医の先生のところでお世話になった者は、論文しかも英文の論文を手に取ったのはこの会が初めてでした。初めて見たのは2年くらい前になるのでしょうか。
昨日の内容はというと、JIADS講師である殿塚先生の患者さまで「株式会社 環境向学」の社長様がおもしろい研究をされているとのことで講演がありました。共同研究されている「セパレーターシステム株式会社」もお話しされました。水に関するものですが非常に興味深かったです。
厚生労働省が出している51項目の水質基準になんと「ダイオキシン」が含まれておらず、「ウィルス」全般も含まれていないんです。知ってました?ってことはですよ、水道水にウィルスが含まれていてもしょうがないね、国は暗にそう言ってるのでしょうかね?また、これは国内で流通するペットボトルの水についても同じ基準で監督されますから、ウィルスについては・・・、入っていないことを祈りたいです。
そんな、水についての安全だとの過信、勘違いについてお話され、本題の「バイオイオナース」についての説明を受けました。ネットで検索されるとお分かりかと思いますが、現在はその強い殺菌性、消臭性、耐性菌を作らない、などの特長から動物の傷の殺菌、檻の中の消臭、などにはすでに使われています。その高い安全性から口腔内での応用が可能なように製品の改良をしたものを昨日実際に私、舐めてきました。すっぱいジェル、そんな印象でしたが、30秒で歯周病菌はもちろん、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。院内感染で有名ですね)やO-157、レジオネラ、緑膿菌、VREすべてに有効で殺菌するようです。我々が使う器具に使用しても「鉄を用いての接触試験」でも錆(サビ)は確認されなかったので、我々が多用するSUS304では錆はおこらないですね(錆を気にするのは医療従事者だけですね)。
あと、注目すべきはタンパク質に接触して殺菌効果が落ちない点です。これが歯科臨床に応用されれば歯周病の治療が大幅に変わり、抗生剤の使用頻度がグンと下がるでしょう。
これまでレッドコンプレックスという細菌の感染がある重度の歯周病では抗生剤の投与で対応していました。しかし、細菌の世代交代は4分ですよ、4分!!!人間の世代交代はおよそ30年じゃないですか。それを考えたら、抗生剤で戦うって言ってもどんどん進化していく相手にいつまでも木の棒で立ち向かっていっても、相手はマシンガンを持ってくるわけですし勝ち目はないね・・・。こういう方法があったのかと昨日はある意味興奮を覚えました。
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2008年05月21日:歯間乳頭の再建(多数歯の場合)
こんにちは。一昨日お話した「歯間乳頭」の再建についての、多数歯の場合をまた後日、ということでしたので本日のテーマといたします。 インプラント周囲の歯肉は隣に歯があれば「押せば上がります」が、頬側や舌側のようになにもない方向へ「押せば下がります」。ここまでは一昨日の話で説明したと思います。一昨日の写真を参照してください。
しかし、多数の歯がない場合は隣に歯がないことが多いですから、「押せない」ですよね?では症例を見て行きましょう。この患者さまの場合上に残っている歯は3本だけです。残りの場所はすべてインプラントによって回復したのですが、インプラント上に設置する「プロビジョナル・レストレーショ(仮歯のことです)」はスクリューにて固定していますが、そのプロビジョナル・レストレーションを歯肉に向かって押すことで「歯間乳頭の再建」が可能です。
下から見た状態です。歯が3本しか残ってないですね。インプラント周囲の歯肉にくぼみがあることがわかりますか?
これは矯正が終わる直前ころでしょうか。歯の移動に要した時間は3か月です。
矯正が終わり下の装置をはずしたころです。このころはもうy歯肉の形態も整っていますね。
この患者さまは非常に熱心でいらして、他部位についても歯周病で歯を失うのはもうたくさん、とのことから歯周病の完治を目指したオペをさせていただいて、歯周ポケットの再発はありません。メインテナンスするこちらとしても、楽させていただいております。Aさん、いつもありがとうございます。
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2008年05月20日:1回法のインプラントのオペ
こんにちは。今日は予定を変更して今行なったインプラントオペの話を書きたいと思います。この患者さまは下顎管という神経や血管がある場所までの距離が少なく、オペの安全性を考え設置するインプラントのサイズを決めるためにCTを撮影させていただきました(それについては先日ブログに書きましたので割愛させていただきます)。
術前のCT画像です。
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この画像では下顎管まで11ミリ弱であったため、2ミリの安全域を設けると8ミリのインプラントの設置が可能(というかそれしかできない)と考えられました。また、オペの1回法と2回法の違いやそれぞれのメリットとデメリットを説明させていただき、1回法を選択させていただきました。
術前の状態ですが骨の幅は充分あるように思われます。ちなみに左下の奥の治療をしている様子です。
埋入が終わりTGカフを設置して縫合が終わった様子です。頬側に必要な角化歯肉を増やすために、歯槽頂(歯肉の土手の一番高いところ)付近から角化歯肉をスライドして頬側に移動もしています。
術後のレントゲン写真です。TGカフに浮きもない状態で問題ないです。
あとは所定の期間待っていただいてから、上部構造の製作に入ります。グッジョブでした。
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2008年05月19日:歯間乳頭の再建
こんにちは。新潟から戻り、ブログの更新をして昨晩はすぐ寝てしまいました。一緒に受講した友人からメールが届き、全員で撮った写真も添付されておりそれも昨日のブログに追加してありますので、暇人の方は見てやってください。僕だけがむくんでいるのはなぜでしょうか(笑)?今日は普通サイズの顔ですよ。
タイトルの歯間乳頭ですが、これは歯と歯の間にある歯肉のことで、健全に近いかたは三角形の部分がありますでしょう?その部分を「歯間乳頭」と呼ぶんですね。これは歯周病などになると下がってしまい、向こう側が見えるような状態になることもあります。一度下がってしまうと元に戻すことは容易ではありません。
インプラントを入れるという事は、なんらかの侵襲が歯のない部分の歯肉、骨に加わっているわけです。それはすでに「健全」ではなくなっていることが多いです。そこに人工物、言わば「作り物」インプラントを骨の中に設置し、「作り物」のアバットメント(被せ物を入れる前の土台)を着けて、「作り物」の仕上げの歯を入れるわけです。そこに勝手に歯肉はできません。インプラントの場合は歯肉もまた「作り物」なんです。と言う事は正しい手順を踏んであげさえすれば「作り物」なんですから、歯肉や歯間乳頭はできるんです。
インプラントを埋入したらしばらく待って二次オペをする事が多いですが(しない1回法というやりかたもありますが、これは歯肉が理想的にあればいいと思いますが歯肉の形態をキレイに作るには不利だと考えます)、この時に周囲の歯肉から「結合組織」を採取してきてインプラント周囲に設置します。そうすることで健康な厚みのある歯肉が確保されます。そうすれば適度なテンションをインプラントから立ち上がる歯肉に加えてあげることで、「歯間乳頭」は再現できます。
ただし、オペ部位が増えること、場合によってはオペの回数が増えることがありますので、患者さまのご希望を伺って、もし「本来あるべき形態にまで改善させたいという気持ちがある方」や、「前歯部の修復が必要で笑うと歯肉の部分まで見えてしまう方」など、そういった場合はすべき処置であると考えます。
また、難易度も両隣が天然の歯であれば簡単です。しかし二本並んでインプラントを設置してその間に「歯間乳頭」を作るとなると、インプラントのポジションから綿密に計画しておかないと厳しいですから、難易度は数段アップします。
これは比較的イージーなケースでシングルの埋入の場合です。
噛む面(咬合面)から見た様子ですが、適度に内側にインプラントの設置をする事が大事です。場所を失敗したらフォローはかなり難しくなります。
こんな様子です。これに仕上げの歯を入れたら
こうです。次回は多数歯欠損での「歯間乳頭」についてお話したいと思います。
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2008年05月18日:行ってきました!
こんばんは。昨日の5月17日はお休みをいただきましてありがとうございました。おかげさまで無事研修を終えて帰ってまいりました。初めて行った燕三条ですが予想外に暑かったです。夏物の背抜きのスーツでしたがかなり厳しかったです。
これは今日の研修後に会場であった越前屋ホテルの前での写真です。前の晩は補綴の専門医と麻酔の専門医とインプラントについて「それはそうじゃねーだろ」、「いや、そのケースの咬合は・・・」「・・・2次オペで丈夫な歯肉を作るには・・・」など歯の話ばかりで夜中の2:30までは記憶にありますが、延々話が終わらず僕はどうやら先に「落ちていた」ようです。なのでやばいくらい顔がむくんで、いつもよりも顔が大きいです(笑)。
ね?
これは参加した仲間です。
帰りには会津若松の友人が燕三条駅まで送ってくれたのですが、その車内から信濃川を写してみました。
向こう側が新潟市内の方です。三条市内を流れる信濃川はそんなに太くないのですね。
これは新幹線から撮った「浦佐」のあたりだったかな。
きれいな景色でした。車内でもまた「インプラント」の術式についての討論をしていましたが、あっと言う間に東京でした。
それで地元の京成千葉駅で偶然おがわ歯科医院の衛生士の小出君に会いました。彼女はブラスバンドをやっているのですが、休みなのに練習があったようでその帰りだったようです。趣味に本気になるのはこれまたいいことですね。感心。顔がむくんでいる理由を話し、やっぱり飲みましたかそんなに、みたいに妙に納得して大森台で降りて行きました。また明日から仕事がんばろうねー、小出君。
今日は疲れたので「ムツカシー」話はナシで。おやすみなさい。
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2008年05月16日:JIADS月例会行ってきました
こんにちは。5月14日水曜日は「JIADS」の月例会のため銀座にある「貴和会歯科診療所」まで行ってまいりました。平日の夜7時から始まる勉強会にも関わらず40名以上の会員が集まり、講師(当日はJIADSペリオコース講師の吉野先生、同ぺリオコース講師の青井先生他がお話されました)の先生のお話を熱心に聞いていました。
吉野先生は当院でも行っている「歯周病細菌検査」の一歩先を行く、「歯周病原因菌血漿抗体検査」なるものの研究についての発表でした。今年の7月から一般臨床に取り入れが可能になるようで、それに先立ってのお話でしたので一部の歯周病専門医以外にはまだ知られていないのではないでしょうか。そのくらいトピックス的な内容だと思います。
従来の「歯周病細菌検査」と、この「血漿抗体検査」ではどこが違うのか説明いたします。「歯周病細菌検査」ではレッド・コンプレックスと言われるP・g菌、T・d菌、T・f菌などの存在を確認できましたが、細菌の「株」の同定まではできませんでした。研究が進み同じP・g菌のなかでもFimA-typeⅡなどは線毛が長く歯面に細菌が付着しやすく感染しやすいだとか、A・a菌のJP2株などは白血球を破壊する「ロイコトキシン」の産生量が10~20倍違う、などがわかってきました。あらかじめこれらのリスクを知って歯周病の治療に挑めば、なんで治らないんだろう、と言う事はなくなると思いますが全員に必要とも言えないです。それまでの歯周病の経緯などを問診で伺いまして検査すべきかと思われるケースではお勧めいたします。
青井先生の話はJIADSに入ってからこれまでの、どちらかというと「おもしろい」歯科人生についてのものでした。さすが生粋のJIADSドクターでして、笑いのネタが随所に盛り込まれ会場はドッカンドッカン花火が上がったように笑いが起きていました。とても話し方が上手なのですごいなーと関心してしまいました。
わざわざ千葉から銀座までよく行くね、と友人に言われることもありますが、JIADSの講師の先生や会員の先生はもっと遠くからお見えになる方ばかりです。知っているだけでも金沢、磐田、浜松、名古屋、北海道・・・みな勉強熱心で、研究熱心な先生ばかりで、焦りすら感じることも時々・・・、しょっちゅうですね(笑)、あります。見習いたいと思います。
明日と明後日は「新潟再生歯学研究会」の研修で燕三条まで行ってきます。先月の講習は新潟駅から在来線という場所にあったので新幹線は新潟で降りるつもりでした。偶然のったのですが東京駅を出たら次が新潟、なんていう新幹線もあるのですね。知らなかったのでびっくりしました、飛行機かよっ、て。今回は間違えてそれに乗らないように気をつけて行ってきます。
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2008年05月15日:インプラントを考える前に
こんばんは。今日はインプラントを考える前にやはり歯の保存をするということを、もう一度考え直してみたいと思います。予後(治療結果)を考えると問題のある歯をいつ抜歯するのか?非常に迷います。
歯周病が進行している場合ですが、まず①歯に着いた歯石などの汚れを確実に除去できること②再生療法をしてから周囲に固定源となる動揺(揺れ)のない歯が存在するか③その歯を無理に残すことによって、かえって歯肉や骨が失われないか。これらを総合的に判断して抜歯すべきかどうか決定します。これはあくまで我々の判断であり、そこに患者さまの意思を加味して良く話し合って治療方針を決めていきます。どうしても抜歯はしないでくれ、という患者さまもいらっしゃいます。その場合は残す事のリスクを受け入れてもらうこと、結果悪化したとしてもそれは自分の判断であると理解してもらえることは必要ですね。
虫歯の場合はどうでしょう。神経まで達しない虫歯は当然問題なく抜歯などせず保存的な治療となります。
神経まで達する場合で、虫歯が歯肉の下まで進んでいない場合は「ラバーダム防湿」が確実にできるので、根管治療も普通は確実に近い治療が可能ですが、ここまでの治療が必要になった歯は一生を添い遂げるのは実は厳しいと言えます。もちろん上手にブラッシングして良好な予後を過ごされる患者さまも多いですが、神経のある歯よりも神経を除去した歯の方が破折やヒビが入る可能性が高くなります。まず歯の保存より神経の保存も重要だという事を知ってください。ここにお出しする写真は虫歯は神経の部屋にまで到達していましたが、自発痛がなく歯の神経は生きていることが確認されたため、ラバーダム防湿を行ない保存いたしました。これは露髄といって神経の部屋が露出した状態を示します。
次に露出面を洗浄して保護する水酸化カルシウムとコンポジットレジンで修復した様子です。
なぜここまでしたいのか?ですが、この歯は左下前から7番目で最後方の歯です。この患者さまの症例では単独の修復ではなく、ブリッジの支台(ささえの歯)となるため負荷が大きいのです。データとして、神経がある下の7番目の歯はより、神経を取ってしかもブリッジの支台とかった場合、10数倍くらい破折(歯が割れる)の危険性が高いと言われています。
ただし、虫歯が歯肉の下まで進行していたら、これは厳しいです。ラバーダムがかけられないため唾液の侵入を防ぐことができなくなる可能性が高くなります。虫歯の部分がごく一部であればCR(コンポジットレジン)などで壁を作り、問題ない場合もありますが崩壊が著しければ別の手段を必要とします。「エクストルージョン」といって限局矯正を行ない、歯を数ミリくらい上に移動させて歯肉の下まで進行していた部分を歯肉の外側にまで出してあげて初めて、正しい処置が可能になります。ここまでしないと深い虫歯を予知性をもって治すことは不可能なのです。
もしこのような深い虫歯があり、しかも中程度以上の歯周病があれば「2重苦」ですよね。そうなると保存よりも抜歯した方が「再治療がないこと」を優先する患者さまに対しては適しています。つまり正しい答えは1つではないということです。インプラントの予後は非常に良いと思われます。ただ、虫歯が出来ていてもごく初期であってリスクが低いと考えられる患者さまなら様子を見る、進行が確認されたりしたら初めて最小限の介入をする。一度治療をした歯の修復(保険修復のデータです)は平均数年から10年くらいで再治療が必要になります。そうすると修復が1度目よりも大きくなります。それを一生の間で繰り返すと、いずれは神経を取る(抜髄治療)、再感染を起こしてしまえば「再根管治療」をする、それもできなくなれば抜歯となります。つまり最初のその歯への介入のタイミングを1日でも遅らせることは、最終的にインプラントにする日を1日遅らせることができますから、その歯の一生にとって非常に大きなメリットをもたらします。患者さまにも一緒に考えてもらい、ベストな治療を見つけるお手伝いができればと考えております。
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2008年05月14日:前歯と奥歯の役割の違い
こんにちは。なぜかこのごろ寒くて体調を崩している方もいらっしゃると思いますが、くれぐれもお体をご自愛ください。オガワにしてはこの挨拶、カタイかな。
先日あったトラブルについて報告いたします。前歯も奥歯も虫歯だらけの男性の話です。初診時の主訴(ここから治してリストですね)は前歯が欠けてなんとかしてくれ、でした。被せ物を入れて2、3回で治療は終わったと思うのですが、それっきり奥歯の治療をさせてもらえず数か月が過ぎていました。すると「治療した歯がもう壊れたんだけど・・・」という電話です。これが今日のテーマの「前歯と奥歯の役割の違い」なんですね。
奥歯は上顎と下顎を結んでいる筋肉の力を支えることが一番の仕事です。前歯は物を噛み切る、左右のどちらかで噛む場合のガイドの役割、この2つがメインの仕事です。元々の噛み合わせに問題がなければ1本くらい歯がなくてもある程度は機能的に問題がない、これは症状として表に出ないという意味ですが、食事したり、話したりできちゃいます。これが多数の歯を悪い状態で放置したり、元々の噛み合わせが悪かったりすれば、いろんなところにガタが来ます。
たとえば、奥歯がまず右側1本が大きな虫歯があったとします。触ると痛いけどガマンできるな、程度とします。そうすると普段左側をメインに使うようになり、左側の噛み癖がつてしまいます。次に左側が多くの力を受けるようになり詰め物が取れやすかったり、咬耗(こうもう)といって過度に擦り減ったり、力がかかり過ぎたら歯にクラック(ひび)が入ったり、数え上げたら枚挙にいとまがありません。
歯に起こる擦り減りは咬合面と隣接面(噛む面と隣と接する面)になりますが、それによってできる隙間を補正するために歯は少し挺出(抜ける方向に移動すること)と近心傾斜(前に向かって倒れること)を起こします。ということは、もし歯が抜けたところを放置したら、奥側の歯が手前に倒れますね。これは矯正をして治さなければならず、時間もコストもかかる結果となります。
さらに多数の歯を抜けたままにしておいたら、そこで支えるべき力を前歯や反対側で支えるようになります。本来前歯の役割というのは前述したように咬合支持(垂直的な力を支える)ではありません。そうすると力に負けた前歯は前方に向かって傾斜していきます。一般に「フレアアウト」と言います。これも歯の位置異常ですから矯正歯科の出番となります。
じゃ、逆に前歯がない、または前歯が本来の役割を果たせない開口の場合どういった変化が起きるでしょうか?「アンテリオール・ガイダンス」といって横方向に顎を動かそうとした時に、奥歯を守るために前歯が接触して奥歯が離れるのが正しい噛み合わせです。ちなみに私はうまくこれができていないようです(笑)。お恥ずかしい。このアンテリオールガイダンスが欠如していると奥歯がダメージを受けます。
参考のデータとして千葉市の高齢者の方で8020(80歳で20本の歯を残そう)運動を達成した方のうち、開口といって前歯が正しく機能せずアンテリオールガイダンスがない方は何%くらいいるでしょうか?
答えは0%です。これはデータ上必ずと言っていいほど、奥歯からダメになり抜歯に繋がる坂道を転がっていくのです。噛み合わせって大事ですね。ご心配な方はメールで質問を受けてます。メールでの質問はタダだからどんどん聞いた方が得ですよ。
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2008年05月13日:最新のマテリアル②
おはようございます。昨日に続く「最新のマテリアル」シリーズの第二弾ということで「メンブレン」について説明していきましょう。ここんとこホントにニッチな話題ばかりでおもろくないなーと思われる方は、飛ばしちゃってください。パスってことでお願いします。
メンブレンは「吸収性」と「非吸収性」のものがあります。メンブレンは骨補填材より理解しやすいです。「吸収性メンブレン」はオペで使用したあと自然になくなるので撤去するオペがいらないです。
「非吸収性メンブレン」の代表的なものに、衣類などで使用される「ゴアテックス」を用いたメンブレンがありますが、これは体のなかで変化を起こさず安定しています。うらを返せばそのまま体の中に残り続けるので、必ず撤去するオペをさせていただきます。ただしオペによってはマテリアルの向き、不向きがありますのでオペの回数が多い少ないだけで決められるものではないのです。
GBRという骨の造成(増生)を行なうオペをする場合に、メンブレンの役割というのは再生が行われる「場所を確保」すること、になるのです。テントを張ってあげてその中で作業をする、そんなイメージですね。ということは、造成するボリュームが大きい場合は一般的に柔らかい「吸収性メンブレン」を使ったらテントは耐えきれず凋んで(しぼんで)しまいますね。これでは作業場所の確保ができず、充分な量の骨ができないことになります。こういう場合は「非吸収性メンブレン」のチタンフレーム入りなどが向いていると言えます。
「吸収性メンブレン」が向いているのは小規模のGBR、歯と歯の間の再生療法、などです。小規模のGBRであればいわゆるテントがしぼむことはないです。歯と歯の間の再生療法で「ゴアテックスメンブレン」を使うとかなりの確率で歯肉が破れてしまい、かえって歯肉の位置が下がるという報告が多いです。こういう場所にメンブレンを用いる場合は「生体親和性」が高い吸収性メンブレンを用いた方がうまくいきます。
生体親和性が高い、とは馴染みやすいということです。傷がもし開いてしまうトラブルが生じた時に「非吸収性メンブレン」はそのまま存在しますから、メンブレンに沿って細菌が深くまで感染が拡がってしまいます。「吸収性メンブレン」というものを使っていれば、細菌感染が起こった時にメンブレンが細菌が産生するコラゲナーゼという酵素によって分解(溶かされる)されるので、細菌が深部に達しないという報告があり、こと感染に関しては吸収性メンブレンの方が有利と言えます。難しかったですね。
どちらを使うにせよ、適応症を正しく選択する診断が大事ではないでしょうか。
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2008年05月13日:最新のマテリアル①
こんにちは。今日のテーマは「最新のマテリアル」と少々うさんくさいのですが(笑)、インプラントや歯周病のオペに使わせてもらう「骨補填材」を取り上げます。
インプラントの設置を考えた時、歯を作りたい場所に骨がなかったらインプラントが設置できませんよね。まず「歯を作る」まえに「骨や歯肉を作る」必要があるわけです。その骨を作るという部分で必要になるものが「骨補填材」です。材料の組成から大きく2つに分けて理解していきましょう。1つは「生物由来」である製品があります。これはドナー登録されているヒトの骨であったり、牛であったりいろいろあります。BSEが毎日メディアに取り上げられるころは「・・・・それで、骨を作るにあたって牛の骨を・・・」なんて言うと即座に拒否反応が返ってきました。もちろん黙って使用したら医の倫理に反しますから患者さまの了解を得て使用しなければなりません。私は当時(今もですが)このようなお話をさせていただきました。
『牛が怖いと思う気持ちはわかります。リスクを数字にしたデータがあります。地球上に100億人の人間がいたとしてその全員にこの製品を移植したとします。そんな地球と同じような惑星が27億個ありその住民全員に同じように移植をしたとします。それで感染を起こす人は0.7人未満であるというものです。ということはリスクはゼロではないですがかなり低いんです。きっとこの製品を使用してBSEに感染して死亡するより交通事故であなたが亡くなる可能性の方が高いと思いますし、焼肉好きでしょ?それに世界中の文献(論文です)を見ても成功例としてこれが一番多く使われているポピュラーなものなんです。』
もちろんこの説明をさせてもらっても断られることもありましたし、その場合は別のものを使用してします。
ヒトの骨から・・・という件(くだり)も引っかかる方がいます。これももちろん誰の骨でも、というわけではなく「ドナー登録されている方がお亡くなりになり、内臓を他の患者さまに移植したが問題のなかった個体についてのみ骨を使用して製品化されています」ので、何かある場合はもっと手前の段階で発覚しますから、製品化されている時点で問題はない言えます。それでも使いたくない場合はもちろん次善の策を考えます。
次に「非生物由来」の骨補填材とは化学合成された、とでも言いましょうか人間の手で作られた材料、と言う事ができますね。これは100パーセント感染に対してのリスクはありません。ただ、期待している通り骨の再生ができなかったり、生体には馴染みにくいというマイナスもあるにはあるのです。実際私も使用した経験から、馴染みやすさで言えば自家骨(患者さまご自身の骨です。口腔内の別の部位から採取しなければならないことが多く傷が2カ所になります)、次にヒト由来の骨補填材、βTCP,ハイドロキシアパタイト、BioOss(牛由来)の順かと思います。それぞれに特徴があり、どんなオペをするのかで馴染みの良くない牛由来のBioOssがいいのか、馴染みの良い自家骨もいいけど傷が2カ所じゃあ・・・ということを総合的に判断して、その処置にはこれがベストじゃないですか、というスタンスで選ばせていただいて患者さまのご意思を伺って、一緒にどうするか考えて決めましょう。「先生に任せるよ、わかんねーもん」という患者さまも時々いらっしゃいますが、一番大事な自分の体のことをそのように扱ってきたからインプラントや再生療法が必要な状態になったんですよ、もう再治療がなるべく必要ない、予知性の高い状態で治療を終わりたければ一緒に考えてくださいね、とお話しさせていただきます。おがわ歯科医院はそんなクリニックですから、人によっては「ウザい」と思われるかもしれませんね。
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2008年05月12日:ムーシールド
こんにちは。最近テレビでもよく取り上げられるのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、今日は「ムーシールド」についてのお話です。これは1986年に柳沢宗光先生がデザインした「ムーアプライアンス」の簡易型とでも言いましょうか、乳歯列期の反対咬合を改善するために作られた装置です。反対咬合を認める乳歯列において歯科医師が誘導して上の前歯と下の前歯が切端同志で噛める状態ならば、見かけ上は反対咬合(歯性反対咬合といいます)であっても永久歯の萌出とともに自然に改善するケースが多いです。しかし、その誘導を行っても反対咬合のあるケースでは「骨格性反対咬合」であり自然治癒は難しいと考えられます。
この「骨格性反対咬合」である場合であっても、放置するよりは改善をめざして手を尽くしてあげた方がズレは少なく済むと思われます。また、「歯性反対咬合」であれば積極的な介入により改善を見込めると思います。いずれにしても成長期のお子さんの体はいろいろな力を秘めていますので、早期に介入することで抜歯をしないで矯正することができたり(非抜歯矯正と呼ばれます)、放置すれば大きな顎のズレを起こしていたであろうお子さんを早期の治療によりごく短期間で矯正治療を終わらせてあげることができたり、メリットは多いです。JIADSの中村公雄先生が言っていた言葉で印象的だったもので「理想的なピンポイントを一回で目指すのは、ゴルフで言えばホールインワンです。なかなかそうはいきませんが、一打目をフェアウェイに乗せておいて次の手を考えながら、グリーンに乗せたら今度は芝の目を読む。それからパットで決める。歯科治療もこれと一緒」と。これは咬合理論(噛み合わせ)を指しておっしゃっていたのですが、小児矯正にも当てはまると思います。成長を通してホールを進みます。ラフに入ったらフェアウェイに出してあげる、バンカーに入ったら出してあげる、それを成長期の矯正では繰り返してあげること、それが小児矯正の本質だと思います。つまり我々のスタンスはお父さまやお母さまと一緒にお子様の成長を見守りながら、フェアウェイから外れた時にだけ介入してあとはまた様子を見る、というものです。ずっと装置を入れ続けるわけではないですよ。ちなみにムーシールドってこんな装置です。
さかさまに置いて写真をひっくり返しているので少し見にくいでしょうか。なんでもそうですが、適応症かそうでないのかの判断が大変重要となってきます。通われている歯科医院の先生や「歯並びコーディネーター」を持つ歯科衛生士さんに相談してみてください。もちろんメールでの相談もOKですから、おがわ歯科医院宛てにメール下されば私のわかる限りでお答えします。あっ、質問は歯周病(歯槽膿漏)、インプラント、なんでも承りますから、なんでもご相談ください。
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2008年05月12日:歯周病の細菌検査とは
こんにちは。先日ちょっとだけ触れた「歯周病の細菌検査」についてお伝えしますね。当院ではこの検査を全員に義務付けているわけではありません。初期治療といって、歯石取り、SRP(歯周ポケット内の歯石取り)などを行っても変化が出ない方がごくたまにいらっしゃいます。その場合、特異的な細菌の感染が疑われますので、この検査を提案させていただきます。ここでいう「特異的な細菌」として我々が重要視するのは
「A・actinomycetemcomitans」「P・intermedia」「P・gingivalis」「B・forsythus」の4つです。なかでも、P・gは動脈硬化との関連が指摘されています。また、破骨細胞(骨の吸収をつかさどる細胞です。骨のリモデリングに関与します)を活性化しコラゲナーゼ(線維を壊す細菌が作る酵素)やプロテアーゼ(タンパク質を壊す同様な酵素)を産生して組織を壊すので口臭が強くなります。
A・aは体が起こす炎症反応を低下させる働きが確認されており出血などの歯周病反応を不顕在化させ気づきにくくなります。
P・iを保有する女性が妊娠すると妊娠性の歯周炎になります。妊娠したら歯周病になるのではありませんよ。P・iを持っている妊婦さんだけg妊娠性の歯周炎になるのです。これらを「レッド・コンプレックス」と呼び特に注意をしないといけません。糖尿病、高血圧、低体重児出産などとの関連も今はまだ研究段階ですが、あるのではと言われています。タバコと肺癌のリスクと一緒で、因果関係の立証がないからいいや、では危険すぎると思います。改善できることから改善したいですね。
話が反れましたが、それらの細菌の特定をして駆除する方法があります。薬頼みというのは、また別の細菌をそこに呼ぶだけ(菌交代現象)という最悪の結果を招く恐れもあるので、安易に行なうべきではありませんので、正しい診断の上で行なわれるべきでしょう。その診断を支えてくれるのが「株式会社BML」のPCR法による細菌検査です。
こちらの指定した細菌がどの程度口腔内に存在するのかがわかります。数値の意味については企業秘密ですので、機会があれば直接院長が説明します。こんな用紙に結果が書かれてきます。
小さくて見にくいかも知れませんね。この結果については患者さまにももちろんお渡ししていますので、自分の大事なデータですからなくさないように保管しておいてください。検査自体は「ペーパーポイント」という直径1ミリくらいの滅菌された綿棒(?)のようなものを、歯周ポケットに差しこんで(痛いほどは入れません)しばらく放置して取り出します。それを何にも触れないようにしてスピッツという瓶に入れて郵送して、2週間くらいで結果が届きます。簡単ですよ。
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2008年05月11日:歯周病(ぺリオ)のオペ後
こんにちは。髪が伸びっぱなしでお見苦しい状態で診療させていただいておりましたが、ようやっと予約が取れて美容室に行ってまいりました。僕が通う「Birth」という店のオーナーがいつも髪質や頭皮の状態をチェックしてくれるのですが、どちらも問題なくいつも通り「ちゃんと乾かして寝るように」、「シャンプーは指定のもので2度洗うこと」、「どんなに疲れていても整髪料が着いたまま寝ない」・・・などの注意を受けてきました。僕は今度37歳になりますが、やはり男はこの年になると色々心配じゃないですか、髪の毛についてナーバスになるというか、ねえ。だから去年から「カラー」は髪に負担が多いことから止めましたし、パーマもずいぶんやってないですね。というか天パーですから、毎朝起きると大泉洋さんみたいになってますから、必要ないですけど。とにかく彼の言う事は髪を大事にするなら必要なことと思い、可能な限り実践していますが、2度洗いはやはり大変です。仕事で疲れてやっとの思いで風呂に入り、そのまま出てきても「乾かせ・・・」って言われたなあ、ボーってドライヤー当てて、ふう、メンドー、と思いながらヘアケアがんばってます。歯も髪も汚れが大敵なのですね。
歯に話を移しますが、歯や歯の周囲の清掃は歯ブラシですね。ですが歯ブラシが届くところは皆さんにお任せするとして、歯周病などで歯周ポケットがある方の場合は歯ブラシでは汚れを取り切れないですね。それを定期的にこちらでクリーニングするのもいいのですが、そうそう歯のことばかり考えて一日を過ごす人は少ないと思います。僕は歯科医療従事者ですが、やはり食後の歯ブラシの時くらいしか歯の事って考えません。ですが、患者さまのなかには「一回15分磨きなさい」「歯周病は磨けば治る」「歯周病になるのはあなたが磨かないからだ」的な事を通われている歯科医院の先生・衛生士さんに言われた事はないですか?それってナンセンスです。磨きやすい環境を作ってあげる、つまり特に意識せず普通に磨いてメインテナンスできる口腔内を提供して初めて「歯周病が完治した」状態と言えるのではないでしょうか?もちろんそういったオプションがあることを患者さまにお伝えしても拒否される方もいらっしゃいます。歯周病が重度に進行してしまった患者さまの多くがオペが必要な状態であるからです。ただ一回がんばってもらえれば、歯周ポケットをゼロにできるのです。そんな1症例をご紹介します。こちらの患者さまは歯周ポケットが4~6ミリ存在し、SRPと呼ばれる麻酔下で行なう歯石取りでも取り残しが起こる状態です。これはテクニックも左右しますが、専門性の高いアメリカの歯周病専門医がおこなったデータで4ミリを超えた歯周ポケット内をSRPして歯石が残っていた個所は50パーセント以上、というものがあります。ということは、そんな場所に着いた歯石を盲目的に除去しきれないのです。それを一般の方に「歯ブラシでなんとか」せー、って言うのは無責任な歯科医院ですよ。では術前の状態です。
内側から見た様子です。
最終的な歯肉をどこに持ってくるかイメージしながらオペをします。
術後間もないので歯周パック(歯肉のカバー)を外したら歯肉からわずかに出血しています。
術後歯肉が落ち着いたところで、プローブという「歯肉のものさし」をあてた様子です。1メモリが1ミリですのでポケットは2ミリ程度に改善してます。これが歯周ポケットがない清掃しやすい歯肉で「歯周病が完治した状態」です。
少しして歯肉がもっと成熟して安定してきた様子です。このくらい治癒が進むと歯ブラシが可能ですね。
今日お話しした「歯周病が完治した」状態を目指すのは理想的ではありますが、なかなか大変な部分はあります。ただ術後は皆様歯周病のリスクからは解放されております。適切なタイミングで歯周外科を行なうことで歯周病は完治します。歯周病は治るんです。
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2008年05月09日:シーラント
こんばんは。今日はシーラントのお話をしてみたいと思います。初めて耳にする(ブログですから目にする、が正しいのかな?)方もおられるかと思いますので、基本的なことから説明していきます。
シーラントとは通常は出て間もない永久歯に対して行ないます。まず、歯の表面をクリーニングして汚れがない状態を作ります。ここまでは「理想的なフッ素塗布」について以前ブログで書いたと思いますが、まったく一緒です。その上で、酸処理をして接着性を高めた歯面にフッ素の徐放性(じわじわっとフッ素を放出すること)を持ったプラスティックを歯の咬合面(噛む面のこと。溝が深く刻まれている面)のキレイになっている溝に流しこんで、光を当てて硬化させます。もちろん噛み合わせる相手の歯が噛みこんでくる場所にジャマしてはいけないので、噛み合わせの確認ももちろんします。
ここまでしてあげれば一見完璧な予防処置をしているようですが、そうとも言えないんです。わかりますか?なにが足りないか?
そうです、歯と歯の間がノーマークなんです。以前のブログに載せていますが、予防をしっかりやっていたはずのお子さんの歯と歯の間にできてしまった大きなムシバ・・・。油断をしてしまうとあのようなことも起きることがあるのです。できれば3~4か月に一度は我々に確認させてください。親御さんのご都合もあるでしょうけれど、お子様の健康にかかわることですからできる限りこまめにチェックしていきましょう。もしお時間がない場合、お父さま、お母さまにもできることがありますよ。フロスを通してあげることです。それにより汚れが取れることもそうですが、フロスを通す時に引っかかりがあったり、フロスが切れるなんてことでムシバが発見できることも多いのです。
すべては子育てと同じ(ナマイキ言ってすみません。私のような若輩が・・・恥ずかしい)です。お子さんのちょとした変化を見逃さないこと、目を離さないことです。きっと10~20年後に「パパ、ママ、ありがとう!」って言ってもらえるはずです!がんばりましょう。
シーラントは永久歯だけのものではありません。ムシバの危険性が高いお子さまであれば、乳歯にやってあげることでもムシバのリスクを大きく下げることができます。えっ?ムシバのリスクをどうやって判定するのか、ですか?ちゃんと判定する検査があるのです。ムシバの原因菌がどんな割合でお口の中に存在するのか、それを調べて予防のプログラムを組むことができます。また、大人であれば歯周病菌がどんな割合で存在するのか、それを調べて特定された細菌に対してアプローチすることが可能なのです。これは長くなるのでまた別の機会に紹介しますね。
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2008年05月07日:今月の学会・講習会
こんにちは。みなさまは有意義なGWを過ごすことができましたでしょうか?どこに行っても混んでいてお父さんは大変で、お母さんもお子さんと一日中一緒ですからある意味お疲れで、お子さんは遊びまくって疲れていることでしょう。
さて、今月のおがわ歯科医院、院長小川宗一の学会・講習会の予定をお伝えいたします。5月14日はJIADSのため最終受付が5:00となります。5月17日、18日は新潟再生歯学研究会のインプラントセミナー参加のため新潟県三条市まで行ってまいります。そのため5月17日の土曜日は休診とさせていただきます。5月29日はJIADSですが木曜日の休診日に行ってまいります。皆様に還元できるようがんばりますので、どうかご理解いただきたいと思います。
今日の報告ですが、インプラントの「抜歯即時インプラント埋入(フラップレスインプラント)」の症例です。まず治療の経緯ですが、左上の前から4番目の歯です。根管治療が必要な歯だったのですが、ファイルという器具が根の先まで届かず確実な根の治療ができない状態でした。
そのため、現状をお伝えしてそのまま不完全な形で再治療が将来必要になるかもしれないが保存するのか、または再治療の可能性が低い抜歯後インプラントにする治療をするかを考えていただきました。その後お話の時間を設け、抜歯してインプラントにすることに治療計画の変更をいたしました。
その場合、抜歯して抜歯窩(歯を抜いた後の穴)がふさがるのを待ってからインプラントの埋入をするのでは、頬側の骨が痩せてしまいくぼみができてしまうこと、治療時間がかかることをお話しして「抜歯即時インプラント埋入(フラップレス・インプラント)」を行なう事になりました。周囲組織の温存が第一の目的であるため、抜歯操作も慎重に行ないました。その後にインプラント埋入前に方向と深さの確認をします。
インプラントを埋入して、隙間にβTCPという骨補填材を入れます。
あとは骨とインテグレーションするまで2か月待ってもらい、歯肉の調整をして型を取り、仕上げの歯が入りました。メインテナンス性を重視したのでスクリュー・リテイ二ング(ネジ止め)にしました。
咬合面(歯の噛む面)方向から見た様子です。治療後一年半くらい経過しますが、歯肉の位置の変化がないこと、頬側の歯肉や骨の位置に変化がないことを良く見てください。
抜歯即時インプラント埋入のメリットが充分に発揮されています。





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