新着情報:カテゴリー「根管治療」

 

2010年03月15日:抜歯&歯根端切除回避!

こんにちは。昨日の話の続きになりますが、あのケース、11月28日のブログで紹介させてもらったケースです。根尖病巣が大きかったのですが、CTで確認させていただいて治療を開始しましたね。まずは11月のレントゲンから見ていきましょう。

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 大きな病巣です。口の中の天井部分から排膿している状態でした(うみが出ている状態)。そして1カ月後(2009年12月)のレントゲンです。わずかに根の先の黒く映っている部分が縮小しているように見えます(手前みそ?)

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 2010年2月のレントゲンです。水酸化カルシウムが流出していません。つまりは根の外側に隙間がなくなり治癒に向かっているようですね。膿の袋が残っていればそのに水酸化カルシウムが流れ出ます。もう根管充填をしてもいい状態と考えますが、もう一回待ちましょう。この日はEDTAを使用しているので根管充填にはふさわしくありません。

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 後日、根管充填を行ったところです。根管内部をしっかり乾燥させて、ウルトラフィルにて充填をしました。垂直加圧根管充填なのにポイントが入っているのは、病巣が遠心寄りに大きかったので側枝という枝分かれを疑ったこと、4についてはマイクロスコープで扁平な1根管だということから、隙間を作らないように用いました。

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 さて、あとはせっかく残した大事な歯、強度を確保して歯が壊れないように作っていきましょう。Kさん、お疲れ様でした。こちらの患者さまはJFE川鉄千葉病院歯科口腔外科の花澤先生よりご紹介いただいた患者さまですが、無事根管治療にて保存できましたことを、この場を借りてご報告いたします。花澤先生ご紹介ありがとうございました。


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2010年03月14日:ラバーダムのタイミング

こんにちは。根管治療の話ですがいつラバーダムを装着して、いつ外すのか?答えは「この写真がスタート時であり、終了時である」ということです。

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 つまり、仮封(仮のふた)を外す前に装着しておかないと、根管内が唾液に触れたり、唾液が流れ込んでしまい新たな感染を起こしてしまいますね。また、しっかり無菌操作を行って、根管内部を乾燥させて、消毒のお薬を詰めて再度仮封をするまで、ラバーダムを外してしまったら意味がなくなりますね。という当たり前のお話を、一応させていただきました。

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 ちなみにこのような大きな病巣を治療しています。その内容についてはまた後日。


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2010年01月01日:あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。本年も「本気で治療したい患者さまを、こちらも本気で治療させていただく」というコンセプトでおがわ歯科医院スタッフ一同、日々の診療に臨む次第であります。よろしくお願いいたします。


 さて、新年一発目に何をお話ししようかと思いましたが、ラバーダム防湿から。複数歯の治療を行う際にも工夫次第で防湿できます。某歯科医院の超過激ブログ(仁君見たよね?)には、ズタズタに破れたラバーで「ラバーダムは必要です!」と謳っていますが、これは認識を疑います。湿気を防いでないジャン(笑)。


 先日書きました(11月28日のどえらい根尖病巣)ブログの患者さまの根管治療の様子からいただいた写真ですが、このように右上2と4の根管治療をするのであればそれらを含むようにたくさんの歯にラバーダムを設置して、防湿を完璧にしたい場合は「ある工夫」をすればいいわけです(企業秘密)。前歯はラバーが浮いてきやすいですから「デンタルフロス」で縛りましょう。


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 レントゲンでの確認では「無菌操作」が可能なので治癒は早いように思います・・・。って、比較対象はなんなのか、ですよね・・・。それは、当院でも「ラバーダム防湿」させてもらえる患者さまと、させてもらえない患者さまがいらっしゃるんです。そういう方々との比較です、悲しいですが全員にさせてもらえるわけではないんですね。


 富士はラバーダム、鷹は「咬合力」について書いてみようと思います。


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2009年11月28日:どえらい根尖病巣

こんにちは。歯肉が腫れてしまって歯科医院に行ったら、根の先の病巣が大きいから口腔外科を紹介されて、受診してみると病巣を外科的に摘出して根の先端を切る、いわゆる「歯根端切除術」をするべきかもといわれたそうで、まずは根の治療でなんとかならないものかということからおがわ歯科医院を受診された患者さまのケースです。


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 ほら、すごい大きさの根尖病巣ですが、幸い根管内を触った人がいないので変に壊されていないと思われるため、意外と予後はいいのではないかと治療をお引き受けしました(もちろん最初はお断りしようかと思いました。ですができればこちらで・・と言われ、僕も本当に困っている方の力にはなりたいのでお受けしました)。


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 当院のベストと考えられる方法で根管治療を進めさせていただきました。そして、根の中の感染源をすべて除去した後水酸化カルシウムを根管内に流し込んだ状態のレントゲンです。これで見ると「え~やん」と思えますがね、CTさえ見てなければ・・・。先は長いと思いますが、なるべくなら痛みを伴う外科処置がいらないに越したことはないですからねえ。

 ちなみにかかられた口腔外科がJFE千葉病院(川鉄病院)でしたが、担当の先生もいい人で「うちは口腔外科だから、歯根端切除の選択をするけど、まずは根の治療をしてもらえるところを探してみるのもいいね」との説明をされたそうです(患者さま談)。売上を重視する病院ではこうはならない可能性もなくはないと考えれば、やはりいつも何かあったときにお願いしていたJFE千葉病院の口腔外科は信頼できると、改めて思いました。今後ともよろしくお願いいたします。


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2009年11月25日:ジ・ENDO

こんにちは。根管治療に関しては一度心が折れた(笑)のですが、気持ちが落ち着きましたのでまたブログでお伝えしていきます。お付き合いのあるフィナンシャルプランナーのMさんと、昔ホルモンを焼きながら大好きな「三岳」を飲んで話した時のことですが、とても印象的だったのが「人はどんなことがあっても、2日あれば冷静になれるものです」というお言葉でした。その時の話題の中心は「円暴落」やそれに伴う「日本への世界銀行介入」についてでした。そこは僕のブログの趣旨とは大幅にズレるので詳しい内容は割愛します。誰もそれを僕には望んでない内容でしょうから。


 しかし、僕は「根管治療について書くのはやめよう」と思った事件は、乗り越えるのにもっと時間がかかりました((笑)。そのトラブルにまつわる事柄が夢に出てきましたし、日々患者さまに接していてもまた同じことがあるのかなあ、なんて考えながら毎日過ごしていました。今は冷静です(笑)・・・遅っ(笑)。


 今日お話しするケースは修復物の下に虫歯はあるが大きくはないのに、根管治療が必要な状態になったものを、CTの画像をまじえてお話していきます。根の治療がよくわからない一般の方でもわかるように、多少回りくどい書き方になるかもしれませんので、セミプロの方は飛ばしながらお読みください(笑)。


 患者さまは該当歯(左下の前から6番目で、奥から2番目)の周囲の歯肉の違和感を主訴(一番気になるところ)としておがわ歯科医院に来院されました。CT画像をいつもの通りITデンタルクリニックに依頼して撮影していただき見てみるとこのような状態でした。

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 一応歯に詰まった何かの下に虫歯のような、黒く透けている場所が確認できますよね。でもそれが歯の内部の神経の部屋にまでは直接は届いてないようですが、手前側の根と奥側の根の先の部分に黒い影が現れております。これを「根尖病巣(こんせんびょうそう)」といいます。すでにこの歯の神経は失活(神経が死んでしまったことをこう言います)してしまっているようですね。


 ここで大事なのは「まだ誰もこの歯の根管内部を触っていない」ことなんです。テキトーに触ろうものなら、根管の側壁に穴が開いていたり(場所と程度によっては修復不可能です)、あらぬ方向に偽根管を作られていたり、何かあってはならない「折れた器具」があったり・・・。さいわいそういったことはないので、やりやすいと思いますね、このケースは。ただし、その後が不安です。何が原因でこうなったのか、それを考えると正しい「根管治療」を行ったとしても、力のコントロールは容易ではないからです。


 この状態を患者さまに説明して根管治療は必要ですとお話したら「ぜひ治療を始めてほしい」との旨のお答をいただいたのですが、患者さまのご都合で年内いっぱいしか市内におられないようで、川崎市に転居されるとのこと。中途半端に触ってしまって責任の所在を不明確にするより、転居先で歯科医院を探された方がいいのではとお話して納得していただきました。最初に神経の部屋に器具を入れる人が本当に重要です。CT画像のデータを片手に歯科医院を来院するかもしれませんので、T歯科医院のK先生、その際はよろしくお願いします。


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2009年11月12日:歯根破折とエンド病変が隣り合わせ

こんにちは。こちらの患者さまは、右上2.3付近が腫れたということで来院されました。右上3(犬歯ね)のポケットを審査すると、プローブという歯周ポケットの深さを測定する「定規」のようなものが12ミリくらい入りますし、歯がぱっくり開いている個所があるため抜歯と判断しました。

 しかし、フィステルという「膿の出口」に当たる腫れから麻酔をしたうえで「根の治療の最終回で使う」ガッタパーチャを入れるとこのような場所にたどり着きました。

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 歯が破折している場所が感染を起こして腫れているのは間違いない状態でしたが、あやうくこの右上2の根尖病巣を見逃すところでした。電気歯髄診断にて2の神経は失活している(神経が死んでしまっている状態)でしたので、神経の残骸を取り除き水酸化カルシウムを入れました。この時点で3は既に抜歯しております。


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 根の中を無菌的にしてから、垂直加圧にて根管充填を行います(根管治療についてはブログにアップしないつもりでしたが、必要なことなので・・・)。


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この時点ですでに3部分にはインプラントが埋入されています。オペ中の写真をお見せすることは控えます。根尖部分がしっかり圧を受けて封鎖されている様子です。理解ある患者さまの期待にこたえられるよう、しっかりがんばります!!!


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2009年11月01日:日々のルーティン

こんにちは。今日もラバーダムをするためにコンポジットレジン(CRといういわゆるプラッチックですな(笑))で隣の歯との間に壁を作り、マイクロスコープで歯の内部を注意深く確認して、根管充填を行いました。まあ、レントゲンなどは出しません。その治療をお受けになった患者さまと私が結果は知っていますから。

 私と患者さましか知らない世界です。いいんです、歯科治療(医療全体がそうですかね・・・)とはそういうものですから。それをご理解くださる患者さまとお付き合いしたいです、歯科医師小川宗一が責任をもちます。そういう気持ちで今月もがんばろう!

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 これも画像はな~んにも関係ありません。私の従姉が送ってくれた旅行の写真の一部を出しているだけ。絵がないとさみしいですからね(笑)。


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2009年10月27日:やはり・・・

こんにちは。保険外の根管治療ですが、「再治療」については始めてみないとわからないことが多いものです。ましてや、CTの画像がなければなおさら。保険外の根管治療で結果が求められるケースが増えておりますが、どうもこちらの意図と患者さまのご要望が一致していないことがあるようです(本日もそういった相互の理解の不充分さからのトラブルがありました・・・)。


 まことに勝手ながら「保険外の再治療の根管治療」については、今後お引き受けすることはないと思います。ただしい根の治療(再治療のみ)をご希望の方には他施設へのご紹介という形をとらせていただくと思います。なお、現在治療中の患者さまにおきましては、もちろん根の治療が終了するまで私が責任を持ちますので、ご安心ください。

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 写真と本文とは関係ないんですがね。


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2009年10月10日:根管治療のトラブル

こんにちは。このところ目に見えて多くなっているのが根管治療の相談です。「よその歯医者で根のしてもらっているけど治らない」、「行くたびに痛いので、医者をかえてみた」、「抜歯しかないと言われたが、なんとか抜かずに治らないか?」・・・などなど。

 以前もこのブログでお伝えしましたが、僕は根管治療の専門医ではありません。でも困っている患者さまがいらっしゃれば、僕にできる範囲で精いっぱい治療させていただきます。しかし、根の治療「マジ」でやると時間がとてもかかります。根の治療ばかりしているわけにはいきませんので、どうしても受け入れられる患者さまには限りがございます。

 現状は僕一人でなんとかなるのですが、このペースで根管治療希望(マイクロスコープ使用、ラバーダム装着)の患者さまが増えていくと、大変恐縮なのですが一旦受け入れを制限させていただくことも検討しないとならないかもしれません。

 なぜでしょう、歯科医師は過剰だとか言われ国家試験で人数調整までしているくらいですし、歯科医院はコンビニエンスストアや美容室よりも多いんです。なのになぜ、「歯科治療を受けても治らない」んでしょうか?歯科治療の内容が均一であると思うのは勝手ですが、それは幻想ですよ。みんながまじめに根管治療を一斉にやったら、根管治療の不備で悩む患者さまなど一掃できると思うのですが???できないしくみがこの国の保険システムにあるのでしょう。


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2009年07月25日:12歳なのに~・・・

こんにちは。昔から当院にいらしている患者さまなのですが、清掃がと~っても・・・良くない(苦笑)子なんですが、一度CR(コンポジット・レジン)修復をさせてもらいました。しかし、その時点でもぎりぎり神経の部屋まで届かないので、抜髄せず(神経を取らず)に処置をしたのを覚えています。

 そして、数年後に歯が揺れていて私が気付きました。その処置を開始した時のレントゲン写真です。12歳ですよ?

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 かなり大きな根尖病巣がありますね。通法に従って根管治療をしていきます。途中の水酸化カルシウムを入れた時の状態です。

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 根管内がきれいになったことを確認して根管充填です。垂直加圧のウルトラフィルだからこうなりますね。湾曲した先までしっかりお薬が入っていますね。

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 とまあ、今日もグッジョブ!


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