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2012年5月 9日

初耳の方もいらっしゃいますよね、コルチコトミー。これは矯正期間を大きく短縮するためのオペなのです。この方法を知ってから5年ほど『どうして早く移動するのか』、『それだけの侵襲を加えて、問題ないのか』、『矯正をスタートして、どのタイミングで行うのがベストなのか』・・・・・そういった疑問を解き明かし、ベテランの先生のオペを見学して、ようやく自分のモノにしました。それだけ、導入には慎重でした。


似たような方法にPAOOというオペがありますが、BioOssという骨補填材を歯の移動方向に置くことにどうしても抵抗があり、僕はPAOOはやろうと思いませんでした。なかなか吸収しない、もしくは吸収しない骨補填材が歯の移動方向に存在したら『歯が動きにくい』と思うからなんです。歯の歯根膜が健在ならばリモデリングで骨は添加・吸収をしていくので、矯正力が過大でなければいいと思っています。


前置きが長くなりましたが矯正スタートまでに左右のサイナスリフトというオペを行ってインプラントを設置して臼歯部(奥歯)の噛み合わせを確立して、その後咬合を挙上して(噛み合わせを持ち上げる)1年がかりで矯正治療がスタートしました。


オペ前の状態です。


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コルチコトミーは簡単に言うと『動かしたい歯を骨ごと動かすために、骨にヒビを入れる』オペなのですね。また、歯周外科を行うことで血流に変化が起こり、歯が動きやすくなるんです。これは同業で歯周外科を行う先生は、当たり前にご存知ですよね。


オペの写真がモノクロですが出ます。苦手な方は進まないでください。


いいですか?


そろそろ出ますよ?


いいですね?


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コツも含まれる写真ですが、解説は割愛します(笑)。そして傷の消毒にいらした翌日。


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一応今は腫れはそれほどでもなく、内出血も出ていないですね。大変ではありますが通法の矯正では改善できないであろうと思われる反対咬合ですので、この方法を採用いたしました。このケースでは目的は移動量の確保であり、スピードアップではありません。


通常1年かかるような矯正もおよそ半年で終了できる(ケースによってもちろん異なります)コルチコトミー。ご相談ください。

2012年4月26日

とても時間はかかったのですが、かなり叢生(歯の重なり)がありましたが、親御さんの希望により抜歯を行わずに矯正治療を行いました。


術前の状態です。


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スペースがないため苦労はありました(僕より患者様に・・・^^;・・・)。そしてようやく装置が外せそうです。


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お疲れ様、よくがんばったよね!!!


お子様の矯正を考えているけれど、抜歯はさせたくないし・・・・そうお考えの親御さんは多いと思います。ぜひ、ご相談ください。

2012年4月 7日

少し前に報告させてもらった『アライナー』という透明な装置を使用したケースです。これの登場によりヘッドギアというものを使わないで済むようになってきたのです。


前回書いた記事はこちらです。


ではどれだけ変化したのか、どう良くなったのか、それを模型を使って見て行きましょう。まずは術前の模型です。上下の第一大臼歯の理想的な位置関係に鉛筆でラインを引きましたが、ズレがありますね。


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こういう状態ではこれまではヘッドギアーを用いて上顎第一大臼歯を遠心に移動させていましたが、アライナーを用いて後方へ送りました(前回参照)


その後の状態ですが正しい位置関係になっています。


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左右への拡大も併せて行っていますので、これからは下顎の拡大を行う予定です。いや~しかし、乳歯の生え変わりのタイミングでのアライナーは難しいですね。

2012年3月 6日

アライナーという矯正装置をご存知でしょうか?


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半透明でご自身で取り外しができる矯正装置です。つまり大事なお食事会やお子様の卒業式、面接やお見合い(笑)・・・・いろんな御用の時にない状態に戻れるんです。便利でしょ?


患者さま側の使い勝手の良さもあるのですが、我々矯正を行う術者側のメリットも大きいのです。矯正を行う上で顎関節の状態が良好であることがまず第一ですが、その次は上顎の6歳臼歯(第一大臼歯)のポジションをコントロールします。6歳臼歯をもしも後ろに移動しなければならない場合、これまではヘッドギアという装置を使っていました・・・・。


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これは患者さまの負担は計り知れないと思います。いくら正しい歯並びとかみ合わせを達成するためとはいえ・・・・。しかし、アライナーがそれを変えてくれました!実際のケースをご覧いただきながら説明します。初診時の状態からですが正面セファロ、側方セファロ、パノラマレントゲンなどの診査から上記のような移動が必要となり、アライナーを用いました。


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この状態から・・・・


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こうできます。しかし、乳歯が永久歯に生え変わるタイミングなので、調整がとても難しいです。しかし、ヘッドギアを用いるくらいならこちらの方がいいですよねえ?あんな装置イヤだな・・・とお考えの親御様、おがわ歯科医院にご相談ください。もっと楽で確実な方法がありますよ。

2012年2月27日

アメブロで紹介したケースですが、本サイトのブログではもっと内容を細かく説明します。


成長期のお子様ですから大人とは条件が異なります。一番理解しておかなければならないことは、まだまだ成長の要素があるので歯の大きさは変えられないけれども、受け皿になるべき骨格の大きさは変えることができるという点!


それと、顎関節がまだ完成していない(通常16歳ころに完成すると言われています)ために、ある程度生体が許容してくれている噛み合わせの問題、それまでに解決しておかないと顎関節症(以下、TMD)を引き起こしてしまう可能性が高くなります。


生体が楽な顎の位置、これを我々は『リラックス・ポジション』(以下、RP)と呼びますが、このRPに合った、一致した位置に歯が並んでいればTMDにはなりにくい(というか、ほぼならない)わけですね。
それを意識して我々は矯正治療を行っております。


では症例です。


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横顔の口元のアップですが、いわゆる出っ歯の状態であることがわかると思います。横の歯を抜歯して前歯を後方に下げて矯正しましょう、という診断を受けてもおかしくない状態かと思われます。しかし、僕の判断は『非抜歯』です!


FKOという装置を用います。

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夜間の就寝時のみ付けてもらいますが、正直申しまして大変だったと思います。良く頑張ったよね、Mちゃん!凄いよ。


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装着期間は10カ月くらいでこのようになります。たしかに大変だけど抜歯しての矯正だって似たようなもの、簡単ではありません。しかも抜歯した歯は戻ってきません。僕の治し方で横顔のプロファイルが気になる・・・なんてことも起こるかもしれませんが、年頃になって気になったら抜歯する、それは可能ですから。


生体にやさしい矯正をすべきだと思います。ご相談ください。

2011年9月30日

受け口(反対咬合)の治療はいつ始めればいいの???そういう疑問をお持ちの方もいらっしゃいますよね。特にお子様にその疑いがある場合なんかは。

遺伝的な傾向が強く疑われる場合などで『どうせ、再発するんだから、成長しきってからやりましょう』と言われることもあるようです。当然これはオペを想定しての話でしょう。

しかし、オペは避けたい、これは親として当たり前の願いだと思います。かわいい自分の子に手術をさせるなんて・・・・1親としてよくわかります。だから僕はなるべく『オペケース』を作らないようにします。つまり成長の要素を最大限利用して『小さい骨格を大きく』してあげることで対応します。

およそ『10~11歳半』くらいで上顎骨の成長は終了しますので、それまでに『上顎骨の成長が劣るケース』ではあらゆることをして、上顎を大きく成長させることを試みます。フェイシャルマスク・切歯斜面板・3WAY・2×4(アクティブオメガ)・・・・などを駆使して。

やるだけの事をやってあげれば、どうしてもオペケースになるという場合でも『オペの侵襲を最小限』にすることが可能です。今日ご紹介するケースはまだフォロー中ですが、放置していたら確実にオペケースになったのではないかな?という症例。

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6歳で初診でお見えになって、現在は11歳。できる限りのことをしてフォロー中です。

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これからセカンドステージに入りますので、これからやらなければならないことは多いのですが、おそらく『オペは回避』できるのではないかなと思っています。これから着脱できる装置を3つ目ですが制作いたします。ちなみに横顔の変化も見ましょうか。

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術後。

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ということで反対咬合の治療や開始のタイミングに迷いがあったらご相談ください。

2011年8月26日

一般的な矯正は歯にブラケットという装置を付けて、そこにワイヤーを固定して行いますよね。これを使わなければできないケースが多いのですが、ケースによってはこういうものを使うことができます。


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私が用いている方法は筒井塾オリジナルの方法で、『T-アライナー』というものです。クリアアライナーとかインビザラインという商品名で世に出ているものとは少々違います。


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このような『設計図』を作って歯の移動量を決めてから制作しますので、とても手間がかかります(beaux Artsの関さんありがとう!!!)。


ご興味がございましたら小川までお問い合わせください。

2011年5月20日

乳歯列のうちに反対咬合を改善できる事をご存知ですか?


そのまま様子を見ても永久歯に交換する時に治るケースもありますが、かみ合わせが深い子の場合できれば改善しておく方が骨格の成長を阻害しないであろうと考え、矯正治療をおすすめすることもあります。


乳歯列での反対咬合の治療にはムーシールドです。効きますね、正しく使えば!まず術前から見ていきましょう!


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3カ月後の状態です。ホントです。


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何もしないまま手を打たなければ、上顎の前方への成長が阻害され、舌の動きが制限され口腔周囲の筋肉のアンバランスが起こるでしょう。これは治療的に介入して良かったと考えています。あとは様子を見せてもらえば平気じゃないかな。頑張ったね!!!

2011年3月 9日

かなり歯並びが狭いので重なっているお子さんです。まずは初診時の状態から見ていきましょう。このままでは心配ですね・・・

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向かって左側の前歯が重なっていて、このままでは永久歯の根が壊れてしまう心配もあります、早めになんとかしないと・・・


そして、取り外しのできる装置を使って8カ月後の状態です。


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かなりかさなりも解消されてきましたね。正しい噛み合わせをなるべく非抜歯で行いますので、お子様の歯並びなどでのご相談はメールでどんどんくださいね。毎日お答えしていきます。

2011年3月 3日

矯正歯科治療を行うとかならずかみ合わせに変化が起きます。好ましい変化であったり、そうでなかったり・・・。我々も生体の反応すべてが読み切れるわけでもなく、予想外の変化も起こる事があります。それを慌てずフォローできる事、それが一番大事ですしできることが名医でもあると思います。


今日紹介するケースはある程度予想通りに変化を起こしてくれた症例です。

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矯正開始時は2級(いわゆる出っ歯。この方は下顎が小さいため)のかみ合わせで、態癖という『癖』によって下顎が後方に押し込まれている状態と『仮診断』いたしました。そして・・・


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ここで併用したのが『片側拡大装置』です。


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これを使用する事4か月・・・


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上下の前歯部分が噛みこみそうに近づいてきていますね。これは奥歯での干渉を減らす事が出来たためと思われます。まだ上下の正中(真ん中)が合っていないので、もう少し仕上げに時間はかかります。


しかし、このようにかみ合わせは変わりますので、安易な矯正治療は悪い結果をもたらす事もあるので注意が必要ですね。

矯正
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おがわ歯科医院 院長 小川宗一 http://www.ogawado.com/

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院長 小川宗一

日本臨床歯科補綴学会
日本顎咬合学会
日本顕微鏡歯科学会
日本口腔インプラント学会
DGZI(Deutsche Gesellschaftfur Zahnarztliche Implantology)
OJ(Osseointegration study club of Japan)
JSCT(JIADS study club tokyo)
YSG
新潟再生歯学研究会など
DGZI(AIAI)国際インプラント学会認定指導医(Authority of Implantology)
日本顎咬合学会咬み合わせ認定医