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2010年1月31日

こんにちは。昨日の続きですが、だいたい前回までの処置でファイナルのイメージは持っていただけました。あとはゴールが決まればそこにたどり着くまでに必要なことを順序良く進めていけばいいわけです。

 後の歯肉の退縮が起こらないようにするために両側口蓋部分から結合組織(歯肉の中身)を採取して、処置対象歯の唇側に移植します。これからの写真はモノクロ(GIMP採用しました)ですが痛々しいので苦手な方は見ないようにしてください。


 いい?


mm113.JPG


 そして対象歯の唇側に移植して固定しています。あとは治癒を待ちます。

mm114.JPG


 歯肉がきれいに治りました。この後は再度型取りをさせていただいて(歯肉の厚みが変わったので、インデックスを作りなおす)シリコンのインデックスを用意しました。

mm115.jpg

 そして、削る量を最小限に留めるためにそれを少しづつカットしながら、削除量を測ります。続きは明日。

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2010年1月30日

こんにちは。本日は午後よりお休みをいただいて、新潟再生歯学研究会の総会および講演会に出席してまいります。患者様各位にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解くださいますようお願いいたします。

 しかし、雪は大丈夫なのかなあ、新幹線は平気だよね。

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こんにちは。今日ご紹介するケースはラミネートべニア修復についてです。こちらの患者さまは前歯が321123と6本あるはずなのですが、先天欠如で左右2が欠損しているのです。つまり歯数が不足するため歯と歯の間に隙間が開いており、いわゆる「隙っ歯」の状態でした。


 もちろん当院での第一選択は歯を削らない矯正です。これまでかかっていた歯科医院でも同じ提案をされたが、何か他の方法はないかということでセカンドオ ピニオンとしておがわ歯科医院にいらっしゃったわけです。そこで全周削ってのセラミックよりは切削量が少ないラミネートべニアで修復しましょうということ で治療方針が決まったわけです。

 それで前歯部分の審美処置をするにあたり、歯肉の位置が後で変化しては困ります。そこで歯肉のリセッション(退縮・下がること)を起こす可能性を 判断するため、修復歯の歯肉の厚さ、骨の厚さがどのような組み合わせなのかを考えます(メイナードの分類)。骨の厚みまでは変えることができません(でき ますが、こういうケースではしない方がいいと思います)が、歯肉の厚みは術者しだいで変えることができます。

 絶対に必要とは言いませんが、術後の歯肉の位置が変化するのは残念ですが歯肉の薄い方ほど起こります。その可能性をお話して、歯肉に厚みをもたせ るCTG(conective tissue graft)を行ってから補綴処置を行いました。まずは術前の状態から見ていきましょう。


uivp%3B9i%3Bnopiu.jpg

 こんな感じで歯と歯の間に隙間があります。ラミネートべニアって言っても我々は知っていますが、患者さまにはわかりにくいのでこのようにしてイメージをつかんでもらいます。シリコンでインデックスを作り即時重合レジンで形を作ってみます。


mm112.jpg


 だいたいの結果がイメージできたようで「ではそれでお願いします」と方針が決まりました。明日へ続く。


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2010年1月29日

こんにちは。なんのこっちゃ?と思ってますよね、皆様。じゃ、おさらい。インプラントの設置の仕方で「抜歯即時インプラント埋入」という方法があり ますが、これは抜歯と同時にインプラントを設置する方法です。メリットは抜歯した時に歯があった場所にインプラントを置くので、余計な骨の削除をしないの で傷みが少ない(ない、と言ってもいいかな)、腫れない、です。デメリットは頬側の骨がどこまであるのか、ないのか、裂開しているのか・・・など、条件に よってはとんでもないことになる、と言ったことでしょうか。つまり適応症と正しく診断して行うべきです。


 インプラントを抜歯即時で埋入したところですが、注意が必要なのはただ抜歯すればいいというわけではありません。ちゃんとしかるべき準備の上に抜歯を丁寧にしないといい結果が出ません。やりゃあいいってもんじゃないですから。ね?

tkth11.jpg


 その上でオベイトポンティックというものをしっかり作ります。

tkth12.jpg


 そうするとこういうきれいな歯肉ができます。ここまできたらこれに合わせて補綴すればいいんですから簡単ですよね。

tkth13.jpg


 しかし、ここでもアルファタイト・インプラントは抜歯即時にも関わらず骨が充分に上にできていますねえ。最高。

tkth14.jpg


 歯肉を形態着けるジンジバル・フォーマーに交換します。と同時に口蓋側(インプラントの内側)から結合組織を採取します。それを頬側に移植します。

tkth15.jpg


 こうやって。

tkth16.jpg


 歯肉も骨も頬側から減ってしまうと言われていますから、なるべく厚みを持たせて抵抗力を持たせてあげます。

tkth17.jpg

 ここまでやればいい結果は見えています。つまり最初にどうするか考えた時点で結果は出ているということですね。もうちょっとですからね、Tさん。

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2010年1月28日

こんにちは。上顎は保存できる歯がなく総義歯となってしまうケースで、インプラントを固定源とした義歯(オーバーデンチャー)を製作途中、インプラ ントの二次オペを行いました。インプラント周囲には充分な角化歯肉がなく術後の歯ブラシがうまくできない心配があったため、周囲の環境を整えるため歯肉弁 を移動してインプラント周囲に角化歯肉を作り、口腔前庭を広くしました。

 まずは、右上5付近にインプラントを設置した時の様子ですが、歯周病が進行してからの抜歯だったためどうしても状態が良くありません。そのためGBR(骨造成)を伴う処置となりました。GBRを行い減張切開を加えているため、口腔前庭が狭くなります。

iskw111.jpg


 そして、二次オペ時の様子ですがインプラント周囲に充分な骨が再生されている事が確認できます。

iskw112.jpg


 そしてこちらはアルファタイト・インプラントですがどこでしょう?とてもよく骨を誘導するようで、見えないこともしばしば。ぺリオテストによるインテグレーションの確認を行い、従来上顎で使用していたカルシテック・インプラントと同等、もしくは良好な数値を得ました。

iskw113.jpg


 歯肉の治癒を待ってインプラント支持の義歯の製作に移ります。その時点で今までがんばってくれていたプロビジョナル・レストレーションを支えてくれていた残存歯はさようならです。奥は分岐部に問題があり、前歯も固定がないと揺れますからねえ。


 
iskw114.jpg

 治療も折り返しですね、Iさん。

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2010年1月27日

こんにちは。上の方は一足先にきれいに並んでいるのですが、下がなかなか時間がかかっちゃいましたねえ。下顎は骨も硬いですし、聞けば左側からの頬杖もあるようだし、思うようには動いてくれませんでした。これらは去年の2月の写真です。

hrgty1.jpg

hrgty2.jpg


 重なりもあるし、歯列も狭窄といって狭まってますよね。これをワイヤーの力で拡大して並べました。下の前歯だけディスキングといって歯と歯の間を少しだけ削っています。そして11カ月後の今年の1月、やっとこさ並んできました。

hrgty4.jpg

hrgty3.jpg

 あと数カ月だと思いますので、もうひと頑張りですね、H君!

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2010年1月26日

こんにちは。条件が整っていれば手術の侵襲は小さい方がいいに決まっています。一応インプラント周囲にはある程度の角化歯肉がある方が好ましいの で、不足する場合はそのリスクなどをお話して、ご理解いただければ遊離歯肉移植術などを行うこともあります。今回はインプラント周囲に問題がなく、インプ ラントの直上にある歯肉を除去して小さなネジの交換を行いました。3分で終了ですね。

imd1.jpg

 この状態ですから、傷みは皆無ですね。出血もないしプロビジョナルのための型取りも合わせて行いました。次回からインプラントで噛んでいただきま す。下顎用に採用したインプラントですがすでにぺリオテストで-7.-6・・・と非常に安定した数値を出しています。その名はアルファタイト。埋入深度に もよりますが、深めだとヒーリングキャップ上まで骨が再生していますので、うれしいのですが場所探しに時間がかかります。

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2010年1月25日

こんにちは。出ておいでと言われても、それなりの準備が整っていなければ出られませんからねえ。12月22日のブログのケースですがここまで進んだ よという報告ですね。上の左右の2番目の歯が下の前歯の裏側に入っていて、さらにスペースも充分ではなかった状態からの移動です。では上の歯のレべリング (きれいに並べること)を開始した時の状態から見ていきましょう。

mdk1.jpg

mdk2.jpg


 両側の2番目の歯が下の歯より内側にありますよね?このままじゃなかなか出てきませんから、12月22日に報告した方法で準備を整えてあげると・・・


mdk3.jpg

mdk4.jpg


 2カ月でこうなります。もう下の歯をジャンプして正常な被蓋に治っていますね。ここまでくれば2カ月できれいなUの字方に並びます。しか~し、下はまだこれからですし、上下の調和を取るのでまだ年単位で時間はかかりますよ。がんばって続けようねSちゃん。


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2010年1月24日

こんにちは。また雪山に行ってまいりました。今シーズン5回目かな。雪はけっこうありますね、今年は。

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 でも、きちんと除雪されていて凍結にさえ気をつければ、どってことないレベルです。そうそう、先日「カッコいい板」の話書きましたよね?表面の写真を撮ってきました。どうぞ(笑)。

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 バインディングのカーテルの白&緑がたまらないんです。裏が黄色に表が茶色。

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 そして絵はゴリラ(笑)。そして今日のテーマのバックパックですね。大げさなのですがこのサイズを持ち歩き(滑る?か)ます。いつも基本はまず厚着しま す、どんなに寒くてもOKなように。今日もアンダーアーマーを上下に着まして、Tシャツ、セーター、そしてウェアです。そして今日は天気予報で暖かいとの ことだったので、体温調節できるように脱いだ着衣をしまうために持っているんですね。一応JAVA TEAとおにぎりも持ってますが。


pm5.jpg


 昔はコレのおかげで大みそかにかぐら・みつまた・田代で遊んだ時は気温が15度くらいあって、ウェア、セーターすべてこの中、Tシャツ1枚でってことも ありました。しかし、痛い目も。これがリフトに引っかかり僕が宙ぶらりんになって、リフトを止めたこともある(笑)。コース外滑走(いけません!雪崩が起 きます。若気の至りですので反省・・・)している時に、スピードが乗っていてよけられない枝があり下をくぐろうとしたら、こやつが引っかかりまたしても宙 ぶらりん・・・の後、地面にたたきつけられました。もう10年近く使っていますが、どこも壊れない。いいっすね、マウンテンスミス、お勧めです。

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2010年1月23日

こんにちは。右上の再生療法を行う上でCTを撮影させていただきましたが、その際反対側の左上5に骨の吸収像があったため、その事情を患者さまに説 明し「20年以上前に製作したブリッジだし、外して状態を確認して欲しい。作り直しはブリッジ以外の方法でお願いしたい」というご希望に沿って行いまし た。

 まずは治療前のCT画像から見ていきましょう。


yjm14.bmp

 グリーンのドット部分では歯周病により骨の吸収が起こっているように見えます。しかし、ブリッジ除去時に麻酔をしているので歯周ポケットの深さと 言いますか、骨がどのレベルで残っているのかを確認(ボーンサウンディングといいます)しました。結果は最大で4ミリなんですね。意外と浅いですがこれは なぜか?患者さまの口腔内を確認すると強度のブラキサーであり、多数の歯にファセット(対合歯とのすり減り)がありました。つまり歯周病を起こす細菌の感 染により生じた歯周ポケットではなく、噛み合わせる力が過度にかかったことによる「咬合性外傷」であろうと思われます。それにより骨密度が低下してあたか も骨が吸収しているようにみえるのでしょう。これが除去前の状態です。


yjm1.jpg


 このブリッジは20年以上前に、お知り合いのベテラン先生がお作りになったということですが、適合精度といい、きれいな形成、歯肉の仕上げ、すべてすばらしいです。埼玉県日高市武蔵台歯科医院の東金先生、とても勉強になりました。
 除去してみたら犬歯の方にわずかに虫歯がありましたが、簡単に除去して修復完了です。

yjm2.jpg


 そして今回おがわ歯科医院で作った仮の歯(プロビジョナル・レストレーション)です。この部分の噛み合わせを様子見ながら5をどう扱うのか判断します が、おそらくは歯周病ではないようなので再生療法は今回のケースは必要ないのではないでしょうか。CTがすべてではないですね。

yjm3.jpg


 
 では今後同じようにブリッジで修復することは患者さまも望まれていませんし、同じ結果を引き起こす可能性が高いと思いますので、どのように治療を進める のか?患者さまは欠損部分にインプラントを設置して、345それぞれ「1本の歯にかかる力は、1本の歯、1本のインプラントが負担する」という設計を選択 されました。ただし、その場合も「ここをこのようにしてしまった」力はかかるわけで、噛み合わせのチェックは一生していかなければならないはずです。イン プラントを入れたらおしまいではなく、お付き合いがずっと続く、そのスタートですからね。
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2010年1月22日

こんにちは。今日は従来から行われてきたブリッジによって咬合を審美的に回復したケースをご紹介します。おがわ歯科医院にいらっしゃった時はすでに ブリッジが仮着けされている状態でした。きれいに入っているな・・・あれ?ブリッジに穴が開いているけど・・・。お話を伺うと何度か型取りを繰り返して、 それでも合わないからブリッジを削って調整したらこうなったと・・・。ありえないでしょう???

 おまけにけっこう凍みるとおっしゃっていたので、よく観察したら手前よりの歯、いわゆる犬歯ですが、露髄と言って「神経が露出するところまで削っちゃっている」んですねえ。青いドットに囲まれた部分ですが、うっすらピンク色でしょう?そこが神経の部屋です。

kwkm11.jpg

 それで、犬歯部分は私が抜髄処置を行って、グラスファイバーの土台を築造してあります。奥の歯は削る量が少なすぎてブリッジに穴が開いているので、私の方で再度形成しなおして製作することとなりました。

kwkm111.jpg

 最終的なセットまでブリッジを仮着して3ヶ月くらい様子を見て問題がないことを確認しました。歯間乳頭と呼ばれる歯と歯の間の歯肉も生体に近い形で治っていますね。そして、最終的にセットした状態です。

kwkm112.jpg

 すでにブリッジでの修復と方向が決まっていたので行ったブリッジ治療ですが、ここまで徹底できればブリッジ治療もとても良い方法だと思います。Kさん、お疲れ様でした!


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2010年1月21日

2回目のこんにちは。ここのところインプラントの使いまわし事件の報道が目につきます。もちろんこれはあってはならないことですし、滅菌したからと いって再利用することはメーカーも禁止していますし、メジャーどこのメーカーであればロスト(抜けたインプラント)したインプラントの実物と写真などを送 れば無償で代わりのインプラントを送ってきますから、再利用する意味がわからない・・・。

 当院では私がオペを行って不幸にもロストしたインプラントは過去数本あります。しかしこれらはメーカーに報告し、新規の物を送っていただきました から、その新品を使用してオペを再度(もちろん無償で費用はいただいておりません)させていただきました。その後すべて良好に経過しております。つまり フォローを正しく行うシステムがメーカーにあるわけです。なのに、なぜ???

 ん?待てよ?再利用をたくさんしていたみたいだけど、そもそもそんなにロストするもんか?ロストあっての再利用だよね?とすると、恐ろしいのはや はり「デフレ競争」している歯科医院は・・・ということでしょうかねえ。どういう部分で「コストダウン」していたんだろう・・・。これだけ「手間とコス ト」のかかるインプラント治療を、10~15万ですべて行う?できませんよ、しかもメインテナンスしてその患者さまと一生お付き合いする覚悟があったら、 なおさらね。安物買いの銭失いならまだいいけど、その代償はお金に代えられないものですよ。

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こんにちは。先日報告した右上4の歯周病の再生療法のケースのその後、固定とブラキシズム(歯ぎしり)に対するマウスガードの話です。一般に歯周外科を行うと揺れが一時的に出ます。なぜか?


 歯と歯を支える歯槽骨の間には血流が豊富な歯根膜という組織があります。歯槽骨にとって内側を歯根膜や歯根がある部分とすると、外側は歯肉ですよね。実 は歯根膜と歯肉は歯槽骨の中をめぐる血管によって結ばれているのです。この歯肉の部分を歯周外科では剥離しますから、当然歯根膜内部の血流にも影響を及ぼ します。傷の治癒のため体はそこへたくさんの血液を送り込みますので、その影響で歯根膜が厚みを持つのでそれが収まるまでの間歯が揺れるのです。

 いつもの小川のブログよりちょっぴり難しいですかね?ということで、歯周病に対して外科処置を行ったあと、動揺のある歯は固定しないとなりませ ん。揺れる歯の周囲では歯周組織の再生は起こらないんですね。また、固定したとしてもブラキシズムがあれば、過度の力がかかり歯が余計に揺さぶられます。 そこで固定したうえでブラキシズムの力をうまく「いなしてあげる」っていうのかな、クッションの役割を持ったマウスガードを作ります。

arkw1111.jpg

 歯はワイヤーを使って接着して固定していますから、通常のマウスガードでは引っかかって入らないですから、このように形態修正します。リエント リーという確認のオペまで8~12か月、なんとか乗り切りましょうね埼玉県民となったAさん(笑)。これからが通院大変ですねえ・・・。

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2010年1月20日

こんにちは。1年半後のインプラントのメインテナンスの患者さまの状態を報告します。とても清掃状態の良い方なので、こちらは来ていただいた時付いている着色をクリーニングして、変化がないか確認の写真を撮らせていただくだけですね。さて、どれでしょう?


fjmt111.jpg


 正解は下の奥から2番目ね。同業者はわかるでしょうけど、一般の方はどうでしょう?

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2010年1月19日

こんにちは。ひどいなあ、これ・・・。もしかして歯と歯の間の隙間、埋まらないの?とか言われて歯周病については無視してテキトーにCR充填しちゃったんすかねえ?


ssd1.jpg


 歯と歯の間が埋まってはいるけれど、患者さまもおっしゃる通り「デンタルフロスがうまく通らない」状態なんです。だって抜く時にひっかかるんだもん、そ りゃそうだ。患者さまに伺うと、この部分の隙間を埋めてほしいとは一言も言っておらず、歯周病のようだからと前医に言われたのですっと通っていた、とのこ と。

 歯周病?ちょっと、ちょっと、それってセンセイが作った歯周病のことですか?向かって左側の2番目なんか歯周ポケットが4ミリできていますし。事情を患者さまにお伝えし、CRの形態修正をして歯間ブラシが通って清掃できる状態を作りました。

ssd2.jpg


 そして1週間後です。たったこれだけのことで周囲の歯肉の状態が改善しました。ただし、すでにできてしまった歯周ポケットは回復せず、触ったら若干出血するのです。

ssd3.jpg


 まだ、歯周病の初期治療が始まったばかりですから、これからいろいろ考えて治しましょうね。しかし、患者さまの体をどう考えたらああなるんでしょうか ね?アホらしくてこれ以上書く気になれませんが、気をつけないと自分の体におかしなことされちゃうかもしれませんから、歯科医院は充分時間をかけて選びま しょうね。

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2010年1月18日

こんにちは。いやあ、ホントに長かったですね。お疲れ様ですOさま。これまでも途中経過をブログ上にご紹介させていただいたケースですが、ようやっ とファイナルが入りました。まずは治療前から見ていきましょう。緑のドット部分には私が過去に埋入させていただいたインプラントが存在し、その上にすでに ファイナル・レストレーション(仕上げのセラミック)が入っています。

ot1111.jpg


 今回は青いドットの部分にインプラントの設置をしたいのですが、レントゲンでは骨がかなりのダメージがあることがわかります。

otdental1.bmp


 向かって左の骨がある部分にインプラントを設置しました(左上4部分ということですね)。そして、骨がなかった左上5部分には後にインプラントの設置が可能になるように、ソケットプリザベーションを行いました。


otdental2.bmp


 半年くらいお待ちいただいたのですが、その間に状態の良い4部分のインプラントに45部2本分のプロビジョナル・レストレーション(仮歯)を製作して、普段の食事では一切不自由はおかけしませんでした。

otdental3.bmp


 GBRを併用してようやく5部分にもインプラントが設置された状態です。人工骨を用いていますから、通常よりも長めに待っていただき補綴処置へ。そして、いよいよ欠損となってから1年4カ月後になりますが、仕上げの歯が入りました。


ot1113.jpg

ot1114.jpg

 わかります、下の修復物も治さなきゃね・・・。奥に欠損もありますね・・・。それはこれからってことです。

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2010年1月17日

こんにちは。以前もいくつかムーシールドのお話は書いていますが、今日ご紹介するケースは3歳~の乳歯列の(当たり前ですが・・・乳歯列に使うものですから)治療です。では術前から見ていきましょう。

mrt1.jpg


 このような噛み合わせでしたが、2歳くらいから予防のためフッ素を塗布しにいらしているお子様です・・・が、前歯部分にすでにカリエス(虫歯)があったんです。進行止めを塗って様子を見ていますが、進行はこれまでありません。
 


 ムーシールド開始時に3歳になっていますが、虫歯があるため「歯と歯の間に隙間がある)状態です。ということはこのまま反対咬合が残り、上の前歯が下の 前歯に抑え込まれたら、虫歯がない子に比べてもっと上のアーチは小さくなりやすいわけです。そう考えて装着はつらいのはわかっているのですが、ムーシール ドの適応ではないかなと考えました。

mrt2.jpg


 ちょっと変わってきていますね。ただし、今は噛みにくい時期だと思います。動いているために上下の噛み合わせが一時的にかみ合わない状態になっているからです。完全に上の前歯が下の前歯を乗り越えてくれたら、落ち着くからM君、がんばろうね!

 反対咬合を見つけたらなんでもかんでも「ムーシールド」ってわけじゃないですが、有効な装置だと思いますよ。ご心配なお母様、お父様、一度ご相談 ください。お子さんの状態によっては「放置」、つまり処置の必要がなく経過観察で永久歯に生え換わる時に自然に改善することも多いですから。

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2010年1月16日

こんにちは。その後のスカイツリーですが、今は254メーターもあるようです。もうすぐ鋸山は抜かれちゃいますね(笑)。って、デカイね、ホント。じゃ、今の様子。

skytower1.jpg

skytower2.jpg

 とまあ、今回は友人が土台部分まで写真を撮ってくれたのですが、これを見ると大きさがわかりませんか?スゴイ技術ですね。たしか東京タワーを建てた時も、その重量に耐えられる地盤をあちこち探したそうですし、とすると相当ココはしっかりしているのでしょう。
 また、東京タワーの足をそれぞれ結ぶ鉄柱ですが、組立ての段階で熱を加え膨張させその体積のうちにタワーの足に固定し、冷めて収縮することでそれぞれの 足を内側に引き寄せて安定していると聞きました。一体スカイツリーには我々が知らないどういった技術が使われているのか知ってみたい気がします。

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2010年1月15日

こんにちは。新年に入ってすでに7件ほどインプラントのオペを行っておりますが(開業以来1番の滑り出しです)、どうにも簡単なオペの方が少なかっ たように思います。しかしここへきて、普通に切開して、普通に埋入して、普通に縫合して終わりというありがたいケースにめぐり合いました。左下の567の 3本欠損のケースです。

hrtyk1.jpg


hrtyk2.jpg

 
 このような口腔内の状態でした。もしかしたらGBRという骨造成を伴う可能性があったため、やや切開は大きめにしてあります。オペの写真が次から出ますよ。


 いい?

hrtyk3.jpg


 普通に埋入してます。5部分で3.7×12ミリ、7部分で4.0×10ミリを用いました。

hrtyk4.jpg


hrtyk5.jpg


 縫合後の状態ですが問題はないかな。しいて言えば、インプラントの外側(頬側)に充分な角化歯肉がないかもしれません。ここにはAPF(歯肉弁根尖側移 動術)かFGG(遊離歯肉移植術)を行うことになるでしょう。すべては安心して長期間良い状態でインプラントを機能させ、患者さまに喜んでもらうためで す。アンデス・インプラント(笑)。Hさま、今日はワインをありがとうございます。もう埋入のオペはありませんね。あと一息、がんばりましょう!

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2010年1月14日

こんにちは。今日は右上4567欠損(つまり右の奥歯がなく、犬歯が最後方歯ということです)の患者さまで、術前にCTを撮影させてもらったのですがCTがすべてではないな、というお話です。まず、術前のCTから見ていきましょう。

skmtct1.bmp


 あららら・・・、骨がないですねえ。このままではインプラントの設置ができないですよねえ。抜歯してからしばらく傷の治癒を待っていただき、サイナスリ フトという上顎洞底挙上術を行いインプラントの設置を同時に行う計画を立てました。しかし、緑のドットと青のドットの間に厚みがありますよね。この部分で 上顎洞内の粘膜が肥厚している事が推測できます。しかしオペを進めていくと・・・。

skmtct2.jpg

 矢印のところに白っぽいモノが見えますねえ。コレ、上顎洞内にできていた嚢胞という膿の塊なんです。この部分はこの嚢胞を除去して上顎洞粘膜が治癒するようリペアして、ここから離れた部分にだけインプラントを2本設置しました。そして摘出した嚢胞です。

skmtct3.jpg

 もし、CTを撮らなかったら上顎洞内に「何かがある」ということを見逃していたでしょう。しかし、粘膜の肥厚は想像できても、臨床症状から鼻の症 状は皆無ですから、こうなっちゃうとは想像できませんでした。このケースをもしソケットリフトという侵襲の少ないオペ方法で行っていたら・・・、こういう 状態だとは気付かず処置を終わっていたでしょう。CTがすべてではないですが、必要なケースでは撮らせてください。

 600回記念のブログですから、インプラントネタにしてみました。

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2010年1月13日

こんにちは。今シーズン4回ゲレンデに行きましたが、それぞれの間隔が短かったため板のメインテナンスをしていなかったんですねえ。時間ができたので古いワックスを除去して、新しいワックスを塗りなおして、乾燥させているところをパチ!

board1.jpg

 こっちは、去年ブログで紹介した「新しい方の板」ですね。めちゃくちゃ気に入ってます、見るたびに「カッコいい」とうっとりします(笑)。裏から 見ても、表から見ても・・・う~ん、大事にしよう。ちなみにパーマーのハニカムカーボンは、まあ有名ですかね?蜂の巣のような中空構造で軽いんです。リア が雪山の斜面を高速でカッ飛んでいると軽いためパタパタいうんですね。バインディングはカーテルの白。全長は162cmと僕の身長(172cm)には若干 長めですかね~。柔らかい分ちょうどいいと感じています。

board2.jpg

 こっちは25歳くらいで買ったバートンのバランスという板です。こっちは硬めで156.5cmと適正な長さの板ですが、積極的に「踏んでいく」と 手ごたえがあります。足の力が必要な板という感じがします。岩を乗り越えたりして、板の先端が傷つきますのでその研磨もして準備万全です。いつでも来 い!!!

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2010年1月12日

こんにちは。久しぶりにインプラントセンターらしく、インプラントネタで(笑)。今日ご紹介するケースは歯根破折(歯が割れたということです)に よって、歯がぐらぐらになって来院された患者さまです。抜歯後1か月くらい経過してからの様子ですが歯肉のボリュームが少なく、歯肉の中にある骨の状況も あまり良くないことが予想されますね。今日はオペ中の写真が出てきますのでご了承ください。また、写真をクリックすると大きな画像が見られます。

isi1.jpg

  

 いいですか?内部の骨の状況は緑のドットの部分です。かなりダメージを受けていますね。

isi2.jpg


 インプラントを周囲の歯のポジションを考慮して、定位置に設置します。やはり、頬側(外側・前側)には充分な骨がなく、このままではインプラント周囲の状態が不安定になることが容易に想像できます。

isi3.jpg


 不足する部分には骨の造成を行っていきます。置いている物は骨補填材という材料です。もちろん、ご自身の骨、自家骨を移植することも可能です。

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 骨補填材が歯肉の下で拡散しないように、メンブレンで抑えます。・・・当たり前のことを書いていますが、ご存じない一般の患者様向けに理解を深めていただければと思います。


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そして、術後1カ月くらい経過したところです。両隣の歯に接着させて仮歯を作りました。骨の造成を行っているので通常よりも長めの待機期間を置いてから、二次オペを行いたいと思います。

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 前歯部分は人から見られるため、審美的な要素も必要です。歯肉のボリュームが不足していて自然とは言いにくい状況がありますので、患者さまが気にされる ようであれば改善は可能です。4~5か月経過したら次のステップです。手っ取り早く「長持ちする、良い状態」には改善できません、そんなうまい話には絶対 裏があると考えた方がいいでしょう。Iさん、がんばりましょうね。

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2010年1月11日

こんにちは。僕は初耳でした、ロタ島という名前。友人が家族旅行で言ってきたということで、初めて知ったんですね。ここはグアムのちょっと北にあり、第二次世界大戦の戦場とならずに済んだ場所だそうです。で、お土産にロタ島のお水をもらいました。


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 サイズがわかりにくいかもしれませんが、300mlで小ぶりでかわいいんですね。もったいないからまだ飲まないでおこう(笑)。ずっと旅行してないなあ・・・。僕は暖かいところで、短パン、サンダルで過ごせるところが好きですねえ。

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2010年1月10日

こんにちは。年末の12月30日ですが、母方の祖母(亡くなるまで一緒に住んでました)が眠るお墓が神奈川県の葉山町にありますので、そこにお参りに行ってきました。とても眺めがよい場所です。

zushi1.jpg

 ちょうどお墓の前から見るとこんな感じです。江ノ島まで見えます。


zushi5.jpg


 落ち葉を拾って捨てに行くと、リスが駆けずり回っていました。


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 山登りして(けっこう上なので大変・・・)、掃除して、おなかも減ったので葉山牛を食べさせるお店ができたようなので、行ってみました。

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 匠!いい名前です。お肉も溶けました(笑)。食後はここでコーヒー・・・とも思ったのですが、葉山に来てお茶って言ったらココでしょう。


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 ん?知っている人いる?おいしいよね。

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2010年1月 9日

こんにちは。ここぞとばかりに自分の腕自慢をしても、もういい年ですし(思ってませんケドね)トリックをする若い方や、プロを目指すような方には遠 く及びませんので、ゲレンデでの滑っている写真は割愛しますね。そこそこ滑れる程度ですから。滑る前の僕(左)と会津の神尾先生(右)です。


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 彼は会津出身で小学校にスキー部があったそうで、1級の腕前です。が、今はスノボーばかりやってますね。ここまで彼の自宅から30分くらいなので、こういうコンディションなら普段なら「出直す」そうです。うらやましい環境ですね。


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 隣は彼の長女で小学校3年生ですが、もうゴンドラに乗って山頂まで行っても下りてこられます。でも、あんまりスキーが好きじゃないみたい で・・・(笑)。終始この3人で滑っていましたので、ペアリフトでは僕一人、ポツン。しかもペアって遅いじゃないですか。時間をもてあまし、一人でパチ!


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 リフトから見ても視界は悪いですねえ・・・。

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 ちなみに右下は僕のブーツ。お行儀悪いですね(笑)。そして、スクールが終わったうちの子と神尾先生の子の様子。

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 もう1回スクール入ってくれればリフトOKですよ!って言われました。今回が初めてでしたがなかなかの滑り出しでしょうか。それと、知ってます?僕はこの地で合宿をしていた身なので当たり前なのですが・・・。

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 ヨークベニマル。イトーヨーカドーじゃないんですよ。マークは似ているけど。合宿では良く買い物にいきましたけど、そういえば関東地方ではあまり見ないですよね。

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2010年1月 8日

こんにちは。さて、昨日の続きですが、2日夜の夕食にアルツからこの(雪深いという意味)状況で30分くらいのところにあるイタリアン 「UNCLE」に行ってきました。ここは全日本のスキーチームが合宿(夏場もジャンプの練習をするジャンプ台とプールがあるようです)する時に、選手たち が訪れるという話でした。まずは外観から。


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 こじんまりしてます。看板はイタリア色。

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 ね。とてもおいしかった!でも、ご夫婦二人で調理とフロアを賄っており、こんな張り紙も・・・


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 なんか心くすぐられるのは僕だけでしょうか?麻布十番で16年ほど開業されていたのですが、その後会津に移り開業されたそうです。ゆっくりマイペースでいい仕事をなさりたかったことを察することができますね。

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 これは、上村愛子選手が使っていたスキー(?)でしょうか、飾られています。オーナーご夫婦と一緒に写った写真もありました。かわいいですね(笑)。

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 それと、サインがありました。世界を渡り歩き、世界の味を知っている1流選手が好んで通う理由がわかりました。が、人が行列をなして・・・ということをこちらの店主はお望みではないようですので、詳しくは書かないことにします。

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2010年1月 7日

こんにちは。お正月は友人家族と一緒に会津のアルツで過ごしました。行く前にも話で聞いていましたが、強い寒波が下りてきていて雪は降るだろう、寒 いだろうということですが、千葉にいてはピンときません。一応インナーを余分に持って・・・くらいの気持ちでいました。まずここは那須付近を通過している ころ。


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 まだ大したことないね。このくらいならへっちゃら。そして、郡山JCTを磐越自動車道に入ったころから様子は一変。


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 でも、勤務医時代は1シーズンに20回は雪山に通っていたので、この程度はどうってことはないです。しかも当時は2駆のワゴンで行ってましたけど、ほとんどのゲレンデまで問題なしでしたし。次は翌日の画像ですがこれでは・・・やはり4駆で良かった!


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 こうなっちゃ(ボンネット上の雪!)4駆じゃないとおっかないところがありますからね。しかもこの日の夜なんか・・・

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 これは、磐越自動車道のとあるPAのガソリンスタンドから出る時の様子ですが、お~い、道はどこだ・・・???という状況。けっこうな雪でちょっと怖 かったですね。しかもこんな道を100キロオーバーで迫ってくる、レクサ〇の4駆!お前だけ怪我するなら構わないけど、こっちまで巻き添えはゴメンだよ!


 今日はひとまず、行き帰りの道中をお伝えしました。明日は上村愛子選手(ご結婚おめでとうございます)も会津でスキー合宿の時は訪れるというイタリアンの話でも書こうかな?

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2010年1月 6日

こんにちは。去年の夏に買った新しいクリニック内で履いているサンダルですが、とても軽くて気に入っていたのですが・・・。もう傷んできました(悲)・・・。


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 ほら、もうほつれている・・・。コロン〇アさん、もうちょっと丈夫に作ってください、室内履きで半年でこうなっちゃ・・・。

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2010年1月 5日

こんにちは。さて、2009年忘年会の様子を。こんな感じです。いつものおいしい焼き肉&ホルモンの「牛坊」ですね。いつもありがとうございます。


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 いつもお世話になっているKOデンタルの東條さんを呼んで、一緒にたのしく過ごさせてもらいました。イヤなことは全部忘れていい年を向かえましょう!

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2010年1月 4日

こんにちは。まただ・・・。術前の写真がないじゃん・・・。でも、一応模型が残っていたから、それを載せてみますね。


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 セレック独特な形成がありますね。シャープにメリハリ付けてやらないといけないようですよ。僕もまだ不慣れなもので、要修行と言ったところですがね、でしょ、神崎さん?そして、修復物が出来上がって装着したところです。


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 それぞれ「横介」のところね(笑)。割合安価に提供できるセレックによるオールセラミック修復ですが、とても好評です。

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2010年1月 3日

こんにちは。めずらしいカテゴリー「歯冠修復」ですねえ、これってインプラントの上部構造にセラミックを使っても歯冠修復ですし、天然の歯にオール セラックを作っても歯冠修復ですし、セレックによって修復したとしても歯冠修復なので、立ち位置が微妙なカテゴリーですねえ(笑)。そんな、歯冠修復の作 業工程の「型取り・シェードテイク・プロビジョナルの役割」などについてお話します。それがなすびです。


 型を取るって歯医者に行ったことがある多くの方が経験されたことがあると思います。あれです「おえっ」となる苦しいやつ。たぶん苦しい以外の感想といえ ば「冷たかった」か「臭かった」か「マズかった」くらいでしょうか?どこでそれだけの精密さがあるんだろうと疑問に思われた方っています?


 精密さを出すためにはまず、変形しない個人トレー(型を取るためのオーダーメードの器です)を製作します。こんな形ですが、僕の力(握力60キロちょっ と)で握っても変形しないことが理想です。いつもお世話になっているD-SPECの安部さん(宮野さんかな?)が作るトレーは超高剛性!ゆがまない。かた や、たまにお願いするNデンタルさんのは・・・割れますもんねちょっと握ったら・・・。何度も同じことお話しているんですがね・・・。また、変形させない 以外にも意味はあって、印象材(型取りの材料)の厚みを均一に薄くすることで印象材自体の変形も小さくする意味があります。


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 もうひとつ、型取りの準備で忘れてはならないことが糸巻きです。圧排糸と呼ばれる細い糸を歯と歯肉の間の歯肉溝という隙間に巻いていきます。そうするこ とで模型(模型の色は単色ですから)にした時に「どこまでが歯で、そこまでが歯肉」なのかはっきりさせます。じゃないと、技工士さんがわかりにくいですか らね。今回は右上236がセラミックの被せ物になり、45はインプラント上部のセラミックになります。


 この状態で青い部分のインプラントを型取りするインプレッションポストを型取りでピックアップします。つまり型取りで使用するシリコンとポストを一塊に して口腔内から取りだします。ここで型取りしてから後でポストを取りだし型に戻す方法もありますが、ミクロンの処置をしているのにそういう誤差を認めるの か疑問があります。システムとしてこのようにできないインプラント・システムもありますからねえ・・・、それはしかたないでしょう。


 そして色を確認します。が、わかりやすい色なのでデジカメでいくつか写真をいただいて、D-SPECに送ります。あとは安部さんよろしく。

 これで仕上げの歯を作るのですが、これまでにプロビジョナル・レストレーションを用いて・・・あっ仮の歯のことです、次回セット時までなんとなく 入っている仮の歯とは役割が違いますよ。それによって、歯の長さ、先端の角張り具合、つるっとした歯か、凹凸がはっきりした歯か、好みの部分を最大限反映 させてきたので、コピーして仕上げの歯を作れば、好みが反映された形になるはずですから、なんら抵抗なく受け入れられるはずです。


 とまあ、複雑な工程を経て最高のセラミックを仕上げていくわけです。手間がかかっている分コストも割高ですが、ちゃんとした理由があります。


注:当初載せていた写真ですが、患者さまから削除のご依頼がありましたことから、削除させていただきました。ブログをお読みの方には写真なしにはおわかりいただけない部分があるかとは思います。ご来院いただければ、別の写真を用いてご説明いたします。

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2010年1月 2日

こんにちは。今日はかみ合わせ・咬合力についてのお話です。これは我々が一番手を焼く、困る、悩む分野ですね。どうにも我々にはコントロールができ ないし、食いしばりや歯ぎしりをする方には「いやあ、先生、私はしていません」と認めてくれない患者さまも多いですから、それを認めてもらうまでが一苦 労、そしてそれを防ぐ(正確にはそれによって歯が傷むことを防ぐ)ことが難しいんですね。


 一般には通常はない食いしばり(クレンチング)・歯ぎしり(ブラキシズム)を総称して「パラ・ファンクション」と呼んだりします。余談ですがクレンチングとは「横紋筋の収縮」を指しますので、正確には食いしばりのみを指す言葉ではありません。豆知識。


 これらのパラファンクションが存在すると、当然歯は傷みますよね。歯がすり減る、歯にヒビが入る、歯が硬い場合は歯はすり減らずに歯の周囲の骨が減る、 歯が折れる、歯が抜ける・・・こういったことが起こります。歯が抜けるとは極端ですが、お一人だけこうなったという話を聞いたことがあります。その方は歯 科医師です。


 さて、歯がすり減るといっても程度によりますが、ある程度はエイジング(加齢変化)と考えてもいいですね。ある論文によれば「正しい(何をもって正しい かは・・・難しい話です)噛み合わせであれば、歯のすり減りは起こらない」とするものもありますが、これまで拝見したお口の中から考えると概ね多少のすり 減りは起こっています。


 すり減りが大きくなるとどうなるでしょうか?上顎と下顎の骨格の位置関係は上下の歯の接触により決められていますよね、無歯顎(総入れ歯をお使いの方) 以外は。その歯、もしくは総入れ歯の人工歯(入れ歯に着いているプラスティックの歯)が摩耗してなくなったら、上下の顎の位置関係が保てなくなりしまいに は舌が動くスペースがなくなりますよね。食事ももちろんできなくなりますよね。

 下顎は「バランサー」の役目をしますから、本来はブラ~ンとぶら下がって生体のバランスを取っているものなのです。それが過度の咀嚼筋の緊張によ りたえず固定されていたら、生体がバランスをとることを妨げてしまいます。いろんな意味からこのパラファンクションは困ったことなんですね。


 


 しかし、これにも意味があります。ストレスの緩和なのです。マウスの実験データですが、過度のストレスを与え続けたマウスの体内でストレスを受けた時に 分泌されるホルモンの量を測定した結果、パラファンクションをさせたマウスの方がパラファンクションを禁じられたマウスより、そのホルモン量が有意に低 かったというものです。この結果より、我々が日々受けるストレスを自然と脳は受け入れられない分はこうして発散させているのです。


 ということは、今の結論としてパラファンクションは「必要悪」なんですね。でも僕らの領域では「あっては欲しくないもの」の代表選手ですから、こういっ たもので上下の硬い歯どうしがお互いの強い力ですり減ってしまわないように保護することも、有効な手段ではないかと思います。

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 僕なりの考えである程度の柔らかさのあるタイプを推奨しています。これでは余計に噛んでしまうというケースも経験していますが、そういった場合には硬い 変形しないタイプを用いることもあります。しかし、いきなりハードというのは・・・上下の顎間関係が正常でTMD(顎関節症)が絶対ないならばありでしょ うが、問題とはなっていないがその要素がありハードのスプリントにより早期接触をこちらが作ってしまったら、顎関節症が発症してしまうかもしれません。


 僕はかみ合わせ認定医ですが、エキスパートだとは思っていません。まだ自分の知らないことがたくさんあると思っています。自分の思い込みで患者さまの体 に不具合を起こすわけにはいきませんから、初期の治療としては「ほぼ全員の体に不具合を起こさない」ソフトタイプのマウスガードを装着していただいていま す。これは保険対応可能ですよ。


 明日のなすびはどうするか???

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2010年1月 1日

あけましておめでとうございます。本年も「本気で治療したい患者さまを、こちらも本気で治療させていただく」というコンセプトでおがわ歯科医院スタッフ一同、日々の診療に臨む次第であります。よろしくお願いいたします。


 さて、新年一発目に何をお話ししようかと思いましたが、ラバーダム防湿から。複数歯の治療を行う際にも工夫次第で防湿できます。某歯科医院の超過激ブロ グ(仁君見たよね?)には、ズタズタに破れたラバーで「ラバーダムは必要です!」と謳っていますが、これは認識を疑います。湿気を防いでないジャン (笑)。


 先日書きました(11月28日のどえらい根尖病巣)ブログの患者さまの根管治療の様子からいただいた写真ですが、このように右上2と4の根管治療をする のであればそれらを含むようにたくさんの歯にラバーダムを設置して、防湿を完璧にしたい場合は「ある工夫」をすればいいわけです(企業秘密)。前歯はラ バーが浮いてきやすいですから「デンタルフロス」で縛りましょう。


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 レントゲンでの確認では「無菌操作」が可能なので治癒は早いように思います・・・。って、比較対象はなんなのか、ですよね・・・。それは、当院でも「ラ バーダム防湿」させてもらえる患者さまと、させてもらえない患者さまがいらっしゃるんです。そういう方々との比較です、悲しいですが全員にさせてもらえる わけではないんですね。


 富士はラバーダム、鷹は「咬合力」について書いてみようと思います。

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おがわ歯科医院 院長 小川宗一 http://www.ogawado.com/

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院長 小川宗一

日本臨床歯科補綴学会
日本顎咬合学会
日本顕微鏡歯科学会
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DGZI(Deutsche Gesellschaftfur Zahnarztliche Implantology)
OJ(Osseointegration study club of Japan)
JSCT(JIADS study club tokyo)
YSG
新潟再生歯学研究会など
DGZI(AIAI)国際インプラント学会認定指導医(Authority of Implantology)
日本顎咬合学会咬み合わせ認定医