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2014年9月30日

乳歯列期の反対咬合については、下の前歯が生え変わるまで
経過を見ていいものもありますし、早々に着手すべきものもあると思います。


今回は早期の改善が望ましいと我々が判断し
ムーシールドにより2カ月で改善できたケースを
見て行きましょう。


この判断については個々のケースで別れてくると思いますし、
クリニックによっても変わってくると思いますので、
いくつかの診断を受けてみて総合的に親御さんが
判断するものになりますね。


では、術前の状態からです。


bd1.jpg


上顎前歯部分の前方への成長がイマイチで
下の前歯の隙間があることから舌低位を疑い
ムーシールドの装着とMFTを行いました。


MFTというのは口腔内の『筋トレ』ですね。
正しい下の動かし方とか嚥下の仕方を覚えてもらいます。


そしてムーシールド使用から3か月後です。


bd2.jpg


ここまで改善していればあとは様子を見て行けば
問題はないと思います。ただし隙間もなく重なりが心配されますし
正中があっていないので顎位に問題があるかもしれませんね。


4年後・・・


やはり危惧された通り顎の幅が狭く
永久歯が出てきても重なってしまっています。


bd3.jpg


歯の幅に対して骨格にゆとりがないせいで
下の前歯部分に重なりがありますね。
拡大床の適応と考えて永久歯の抜歯を
回避するために拡大します。


bd4.jpg


このように長期間かかる矯正治療ですが
我々が携わるのはほんの一部で、その多くは
見守っている何もしない時間だったりします。


成長期の不整歯列の予防こそ
一生の口腔内の疾病の予防になります。
適切なタイミングで最小限の介入で
一生歯科医師いらずで過ごせたらお子さんに
感謝されるはずですね(^^)v

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2014年9月29日

最近の僕の臨床における主流は金属を使わないものへ
年々シフトしているように思います。


口の中に金属があるということは自然な状態ではなく、
しかも異質の金属(2種類以上のもの)が口腔内にあることは、
口の中に電池がある状態に似ていて、違和感や、
ある種の痛みを起こしているという報告もあります。


また、金属が溶解して体内に吸収、蓄積されることで
様々な問題を引き起こすことも考えられます。


上記のような理由から、第一選択は非金属を
お勧めしたいところなのですが、患者様によっては
『高いものしか勧めない』
なんていう評価をされる方もおられますのでね・・・・


では、オールセラミックのケースの紹介です。


ttttt.jpg


昔主流だったメタルボンドという修復も良いのですが、
光の透過性がないため色合いに透明感を出しにくいという
特性があります。一方、オールセラミックは光を通すので、
内部(土台)にメタルを使うと逆効果になります。


土台(コア)にも配慮して、グラスファイバーと
レジンを用いて築造することが大事かなと思います。
そして装着したところです。


tttttttttttttt.jpg


このような自然な仕上がりになります。
修復でお悩みの方はご相談ください。


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2014年9月27日

強度の反対咬合があり噛みこみも深いと
なかなか難しいことがあります。


そこで2つの工夫をして早期改善を目指し
スピーディに矯正が進んでいるケースのお話です。


その工夫とは
①ジャンピングプレート
②コルチコトミー
この2つです。


コルチコトミーについてはFacebook上で
見学希望の方を募集したことでユーザーの方は
『あ!』と思われるかもしれませんね。


のちほどモノクロではありますがオペの写真が
出てきますので、苦手な方はこの先に進まないで
ください。


では初診時の状態から見てきましょう。


god1.jpg


診査のあと矯正を開始します。


god2.jpg


god3.jpg


ブラケットという矯正装置を付けて
ワイヤーを結紮したところですが、奥歯が噛まないように
①ジャンピングプレートを装着してもらっています。


そして、身体に矯正を始めることをわかってもらうため
とても弱い力を加えて動かし始め、ある一定の準備期間を経てから
②コルチコトミーのオペを行います。


god5.jpg


コツはいろいろあります。


そして矯正開始から4か月後(オペ後1カ月)の状態です。
ジャンピングプレートなしの状態ですが、
ここまで動いています。


god4.jpg


このオペの利点は3つ。
①治療期間の短縮
②歯の移動量の増加
③後戻りの防止
です。


特に患者様からの『早く終わりたい』という
ニーズにお答えできる方法も我々は持っています。
ぜひ、ご相談ください。


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2014年9月26日

このような処置は非常に適応症を選ぶので、
日常的に経験することは私のところのような
郊外の歯科医院では希です。


歯周病や噛み合わせる力のアンバランスから、
歯の動揺が出ており、中には抜歯を必要とする個所もある。
そして残った歯をブリッジで回復するにも、肝心な支えとなる歯が揺れているので、
それも不可能・・・。


ということで、第一選択は保存しうる歯に対して
コーピング(後述します)を設置して、それを覆う形で
義歯を使ってもらいました。


ちょっとここまでをまず見て行きましょう。
まず初診時のレントゲンと口腔内写真です。


koXP0.jpg


ko1.jpg


レントゲン上で骨は吸収しているところもあります。
そして歯の並びも重なっているところが多いし、
歯の根の部分までも露出していて、予後としてはとても
不安を抱えていることがわかると思います。


ko2.jpg


こういう状態であったが、揺れのない歯の根管処置(神経を取る)をして
コーピングという金属を設置したところです。


ko3.jpg


歯にかかる力の作用点を下げることで、
歯にかかる負荷を小さくすることができますので、
この段階で歯の揺れは止まりました。


設置した義歯も噛めるとの事で
設計は義歯でいこうとこちらは考えていました。
しかし、固定性のモノをご希望になられたので、
計画を変更いたしました。


なるべく左右対称に、前歯付近と奥歯の支えと配慮して
矩形(台形と思ってください)配置を心がけました。


そしてインプラント埋入と同時に固定性の
プロビジョナル・レストレーションを装着して
オペの日からすぐに噛めるように工夫をしました。


オペ後のレントゲン写真と口腔内写真です。


koXP1.jpg


ko4.jpg


審美的な改善と機能的な改善が同時に得られました。
この状態でがっちり固定したインプラントによって
プロビジョナル・レストレーションが支えられ、かつ
抜歯即時で埋入した場所は安定を得られるまで
負荷がかからないように守られています。


そして所定の期間をお待ちいただいて二次オペや
角化歯肉の移植など必要なことを行って仕上げに
移行します。


型取りを行って、複数のインプラントを連結するので
それぞれの位置関係が口の中と模型の間で誤差がないか
確認を行います。


ko5.jpg


そして仕上げの歯が入ったレントゲン写真と
口腔内写真です。


koXP2.jpg


ko6.jpg


これから上のプロビジョナル・レストレーションを仕上げていきますが
下に関してはこれからメインテナンスをしていく予定です。
オペのその日から機能的な回復をご希望の方は
ご相談ください。


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2014年9月20日

乳歯列でも、永久歯と乳歯が混在した時でも、
このまま放置したら歯列(歯並び)が不健康な状態になると予測される段階で
なるべく早期に着手できれば、けっこう簡単に治ってくれるものです。


そして、そのタイミングを逃してしまうと
難症例を歯科医師自らが作ってしまうことに
なるのです。


我々は病んだ歯列というものはいずれは
噛み合わせの不調和から欠損を起こしたり、
清掃不良により虫歯や歯周病を誘発したりと、
問題を起こしてくると思っています。


つまり、病んだ歯列を作らないことが
最大の予防になると考えています。
我々がやるべき予防は虫歯の予防だけではないのです。


では、このままでは病んだ歯列に向かってしまうが
適切なタイミングで着手して病んだ歯列をなることを
未然に回避できたケースを見て行きましょう。


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このような状態でした。
そしてワイヤー装着7か月後にはこんなカンジに。


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ty10.jpg


短期間で終わっているのですが、そうなるように
装置を作って併用したり工夫もあるのです。


しかし、問題は習慣化されたクラブ活動中の
砂糖が含まれる清涼飲料水の摂取がありました。
そのため歯の付け根辺りに白色に変化している部分が
多数見られます。


当然指導は毎月しているのですが
態癖指導と同じように、患者様が徹底して
協力してくださらないとこのように
充分な結果が得られないこともあります。


今後も注意深く観察して指導していく予定です。

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2014年9月19日

虫歯になった時に神経のある歯であれば
『イタイ・・・』とか
『なんか、しみるなあ』
とご自身で氣付くことができます。


しかしすでに神経を取る処置をしている歯の場合
多くは痛みを感じず、いつの間にか深いところまで
虫歯が進行していることが少なくありません。


そんな時の解決方法の一つが
矯正のテクニックを応用したエクストルージョンと
歯周外科のテクニックを応用したAPFがあります。


順を追って説明していきます。
安易に抜歯の提案には同意しないことです。


s1.jpg


前歯の周囲の変色などを主訴としています。
他にも問題がたくさんあるのですが、今回は
深い虫歯への対応にフォーカスして話を進めます。


前歯部分のブリッジを撤去してみると
右上3(向かって左の犬歯)は歯肉の下まで
虫歯になって保存が厳しい状態です。


s2.jpg


s3.jpg


しかし、諦める前に前述した処置を施してみます。
まずは、右上犬歯を引っ張る準備をします。


s4.jpg


周囲の歯には補強をして(土台を作ること)
引っ張る歯にはフックを付けます。そして
周囲の歯と連結したプロビジョナル・レストレーションを
製作して装着します。


s5.jpg


この状態で歯を動かします。
炎症などにより癒着を起こしていなければ
だいたい2~3カ月もあれば移動自体は
終了します。


s6.jpg


ここまで移動してくれればなんとかなりそうです。
2枚目の写真と比べるとわかりやすいですね。
そして、移動した歯にも土台を作っていきます。


s7.jpg


こうなってくれれば、歯を抜くことはなしに
治療が進められますね。だから、あきらめてはダメ。
『最後の最後まであきらめない』
これがおがわ歯科医院の信条です。


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2014年9月18日

長年の望ましくない外力や、噛み合わせの乱れを放置したり、
または本当に必要な力をささせる奥歯の問題を歯科医師が見逃したり、
さまざまな理由で噛み合わせが乱れていくのですが、
場当たり的な治療では、噛み合わせの崩壊を食い止めることは
出来ないと思います。


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PICT5159.jpg


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初診でお見えになった時の状態です。
奥歯は家で例えれば二階や屋根を支える柱。
それが不足しているため重みに耐えかねて、
つまり咬む力に耐えかねて、噛み合わせが狂い、
前歯が突き上げられ、傾斜して折れてしまっている。


欠損部分にインプラントを用いて『柱』を追加し、
噛み合わせを適正な量だけ挙上し、
舌側に傾斜した左下小臼歯を矯正して起こし、
クラウンレングスニングをして歯冠の長さを確保し、
プロビジョナル・レストレーション(仮歯)を装着したところです。


PICT1773 (2).jpg


PICT1782 (2).jpg


PICT1780 (2).jpg


PICT1774 (2).jpg


PICT1776 (2).jpg


歯並びのデコボコは消え、
プロビジョナルレストレーションの予定外の脱離もなく、
なにより患者様が『調子がいい!』と感じていらっしゃる。


表に出ない裏の仕事が終わり、
いよいよ仕上げへ向けてバランスをとっているところ。
そして左上の『銀歯』のところを、外したのが
近々の仕事でした。


壊れてしまった原因(良くない噛み合わせ)を放置して、
そのまま欠損だけを治療しても、長期にわたる良好な予後は
まず『あり得ません』ので、壊れた原因がわかり、
正しい治癒の道を示してくださる歯科医院に
かかるようにしてくださいね。

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2014年9月 5日

僕がアジアに行って感じた事、
アジアに移住した友達などから聞いた事
それらを総合して考えるとアジアには
日本人に対する感謝や尊敬の氣持ちを
持った人が多く、学校で習ってきた
嘘っぱちの歴史観とは180度
異なるものであった。

おかしな難癖を付ける国は2つしかなく
それすらもユダ金の差し金であり
日本は堂々と胸を張って良い。

アメリカがベトナムに謝罪したか?
ソ連がアフガニスタンに謝罪したか?
アメリカが日本に謝罪したか?

自国なりの歴史観を持つべきである。

戦後日本がしたことは
現地の人たちが白人の支配から
独立し、自立し続けるための
国の組織つくりだったり、
インフラつくりだったり、
白人のように搾取することは
なかったようだ。

また大東亜戦争を敗戦という形で終えても
物凄い勢いで復興を遂げた姿にも
敬意を持たれることが多い。

俺、何もしてない・・・

そういう思いを持ったのだが、
これらはすべて先人の力があってこその
ものなのだ。

先人に対する強い尊敬の念と
大きな感謝の氣持ちを持つことになった。

この経験は自分のミッションを明確にする
大きな要素の一つとなった。

自分の子や孫が海外を訪れた時
僕が感じた驚きと同じようなものを
感じてもらって、それは彼らの先人
つまり僕たちが残した何かがあるから
そう思ってもらえるものを残したい。

そして次世代に継承しうるMissionとして
『歯科医療と食育をとおして
強いアジア人を作る』という
思いを持つにいたったのです。

きっとこれは先人から僕への
魂の継承なのだと思います。



日本は恥の文化をもっているため
『お隣さんに笑われる』
『誰かが見ているよ、ちゃんとしなさい』
と神よりも人の目を意識する。

そのため法律ないちいち作らずとも
日本人は秩序を守っていた。
こんな素敵な文化をもう一度取戻し
アジアにも伝えられたらもっといいな
そう思います。

小川宗一のMissionは
1:日本の匠の技術で作られたインプラントと、
日本の匠の技術といえる高いレベルの治療を
日本とは国交のない国にまでも知ってもらい、
海外のまだ未熟な歯科医師に伝えることで
その国の歯科医療のレベルアップをする。
そして食育を併せて行い、100年の人生を
手にしてもらうことで、強いアジア人を
育てるシステム作りをする。

2:これまでお世話になりっぱなしの
国産インプラントメーカーであるケンテック
林社長の強い思いと高い製品クオリティを
世界に知ってもらい、恩返しをする。

3:人に話したり、教えたりすることが
大好きなので、僕自身が楽しんでいる。

と、3者が喜ぶことができるMissionを掲げ
僕の魂を人種問わず次世代へ伝える。

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2014年9月 3日

ご無沙汰しておりました。

どこのクリニックに行くにしても、
そこの先生ってどんな人だろう?
行ってみたらいきなり怒られないかなあ・・・

なんていうご心配ありませんか?

いざ行ったら断りにくいし・・・
行く前に少しでも話ができたら、
先生の人柄もわかるのになあ

という患者様の思いがあるのではと、
このたび当院が始めたことは

『Skypeコンサル』

です。

ご希望のある方は
問い合わせフォームから、Skypeコンサル希望とメッセージをください。

こちらより受け入れ可能なお時間帯をお伝えしますので
必ずメールアドレスをご入力ください。


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おがわ歯科医院 院長 小川宗一 http://www.ogawado.com/

おがわ歯科医院
院長 小川宗一

日本臨床歯科補綴学会
日本顎咬合学会
日本顕微鏡歯科学会
日本口腔インプラント学会
DGZI(Deutsche Gesellschaftfur Zahnarztliche Implantology)
OJ(Osseointegration study club of Japan)
JSCT(JIADS study club tokyo)
YSG
新潟再生歯学研究会など
DGZI(AIAI)国際インプラント学会認定指導医(Authority of Implantology)
日本顎咬合学会咬み合わせ認定医