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矯正装置の種類

小児期の矯正では機能矯正装置という取り外し可能なものを使用します。顎の状態により様々な機能を持つ装置を選択しますが、代表的なものとしてバイオネーター、ムーのアプライアンス、ビムラー、タンガード、リップバンパーなどがあります。

成人矯正や小児期の最後でいわゆる矯正装置、ブラケットとワイヤーを用いて歯を並べていきます。当院では見える部分には透明な装置を使用し、奥歯にはメタルのチューブという装置を使いそこにワイヤーを通して治療を行ないます。また、矯正期間を短縮できるワイヤーとブラケットの摩擦の少ないデーモンシステムがありますが、ブラケットの見える側が半分メタルになります。

特殊な矯正治療

直径1ミリくらいのマイクロインプラントを設置し固定源とするMIAという治療方法があります。当院では採用してから1年半経過しますが良好な結果を残しており、数か月単位での治療期間の短縮が可能です。

通常の歯の移動に使う固定とは一般には奥歯ですが、動きにくいものの多少は動きます。MIAでは骨に設置したインプラントを固定としますので固定源の動きが0です。そのためスピーディな矯正が可能となります。痛みや体への害はなく、設置の際に通常の治療に使用する麻酔を虫歯の治療時の1/5〜1/2程度使わせてもらいます。

また、コルチコトミ--というスピーディな矯正があります。これは歯を支えている骨にヒビを入れるオペをして、個人差はありますが最大の効果が発揮されれば6か月で治療を終えることが可能です。少なくとも治療期間を半分に短縮できると思います。ただし骨の成長段階にある小児には適応できませんので、対象患者は20歳以上と考えています。

この方法は歯を動かす時に生じることがある歯根の吸収が少ないメリットがあります。骨の内部での歯の移動と、歯を支える骨ごとの移動が合わせて起こるからです。また、骨折すると一度折れた部分は以前よりも強くなりますよね。それと同じで矯正が終わった後はヒビを作った部分も以前より強く治癒しています。つまり通常の矯正よりも後戻りが少ないのです。これら2つのメリットがスピーディに終わることよりも大きなメリットと言えると思います。
 


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