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2010年10月29日

インプラント症例4:上下多数のインプラントを用いたケース

<術前>
インプラント症例

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<術後>
インプラント症例

<レントゲン写真術前>
インプラント症例

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<レントゲン写真術後>
インプラント症例
 

虫歯の治療

歯というのは神経を取ってしまうと非常に脆くなってしまいます。ヒビが入ったり割れたりしやすくなるということです。ということはなるべく歯の神経は保存したいと我々は考えています。虫歯を染めだす薬を使って虫歯に感染している歯質だけを切削して、必要以上に健全な歯質を取らない配慮をしています。

それでも神経の保存ができない場合は残念ですが抜髄という感染した神経を取る処置が必要です。特に乳歯は歯質が薄いですから進行が早く、簡単に神経の部屋まで虫歯菌が感染してしまいますので注意が必要です。
 

修復

修復幸い神経を取ることが必要なく処置が可能と判断されれば、歯と歯の間が大きく破壊されていなければなるべく白いプラスティックを用いて修復を行ないます。侵襲が大きい場合は金属を用いることが多いです。

白い修復物をご希望の場合はスタッフにご相談ください。
 

矯正治療とは

矯正治療とは理想的な噛み合わせがわからなければ治療のファイナルのイメージ、つまり治療のゴールの設定ができないと思います。マラソンに例えるとゴールがどこかもわからないのにとにかく走りだすような治療で、はたしてそれで理想的な噛み合わせに辿り着くことができるでしょうか?それはできないと思います。

理想的には顎関節が適切な位置関係にあり、そのポジションで上下の歯が正しい位置関係で接触している噛み合わせですが、そんな状態にある方は一般的に正常と思われている方のうちごく一部です。3次元的にその一点に位置付けるのは至難の業ですし、人の一生のなかでそれをずっと、維持するということは現実として不可能です。絶えず上下の歯は接触し、夜間就寝時に過度の噛みこみや歯ぎしりなどがあれば常に歯の形態は変化をしており、歯の接触により維持される顎関節のポジションも変化を続けるということです。

つまりある程度の幅がある異常を来さないところに顎関節を位置づける、さらにそのポジションに上下の歯を並べるということ、それが理想的な矯正治療のゴールではないかと考えています。それは小児期に始める矯正でも成人矯正でも同じです。このように機能的に安定し、噛みやすい状態の歯並びというものは非常に審美的で美しいものです。ただし注意が必要なこととして、見た目だけを美しくすることも可能であること、またすでに異常な噛み合わせで長く過ごされている場合は、歯がすでに形態を大きく変えてしまっていると被せ物を用いて正しい噛み合わせを作る必要が生じることがあるということです。

まずは、患者さまの現状を患者さまと私どもスタッフがお互いに正しく理解し、同じ認識を持つことから始まります。まずはカウンセリングから始めましょう。
 

矯正治療の流れ

1.カウンセリング

まずカウンセリングを行うための情報収集からスタートです。パノラマ、セファロというレントゲン写真を撮影し、口腔内の写真を撮影し、お口の模型を製作します。

2.プランの提示

二回目の来院時にそれらを用いて現状が平均値とどこがどのくらいズレがあるのかを説明します。それから患者さまにどういう治療が必要かプランの提示をいたします。スタートしてしまえばおよそ1か月に一度の来院となります。

3.治療開始

来院のたびに写真の記録を取りご希望があれば治療終了後にスライドにしてお渡しできます。歯を目的とするポジションに動かしたらそこから元の位置に戻ろうとする動きがでますので、治療に要した時間と同じくらいの保定期間が必要です。その間は取り外しが可能なリテーナーという装置を使用してもらいます。これをサボると痛い目に遭います。あとは正しい噛み合わせを維持すべく指示された間隔での検診をお願いしています。
 

矯正治療中のトラブル

一番頻度が高いトラブルが歯に接着してあるブラケットの脱離です。噛む力の強い方、片側でのみ噛む癖のある方、スポーツされている方に多いです。装置が脱離してしまった時点から歯を動かす力が伝わらなくなるばかりか、後戻りが始まりますから矯正期間の延長が起こる可能性があります。装置が付いてからはそれまでと同じ食事の取り方はできませんし、取らないための配慮が必要です。ご協力ください。

次に多いトラブルはワイヤーが折れてしまったというものですが、これは交換が必要となり、やはり矯正力が働かなくなります。もし変化を感じたらすぐに当院までご連絡ください。
 

矯正装置を装着

通常上から装置を付けることが多いですが、およそ1時間かかると考えてください。最初はどうしてもそれまでより複雑な形をした物が口の中にあるわけですから、清掃がしにくくなります。変化したお口の中をよく理解してもらうよう歯科衛生士が説明し、清掃についてのご指導やアドバイスをいたします。その後も月に一回の来院時に清掃状態はチェックしますが、ご家庭でのチェックもぜひお願いいたします。
 

治療期間

小児期の矯正では成長の加速という位置づけになるため、成長のスピードを超えた治療は不可能です。ゆっくり時間をかけて成長の後押しをさせてもらう、そんな治療ですから、年単位で経過観察をしていくようになります。

治療期間が長くなること、成長という予見不可能な部分があることから、途中で治療計画の変更が必要になることがありますので、あらかじめご理解ください。
 

矯正装置の種類

小児期の矯正では機能矯正装置という取り外し可能なものを使用します。顎の状態により様々な機能を持つ装置を選択しますが、代表的なものとしてバイオネーター、ムーのアプライアンス、ビムラー、タンガード、リップバンパーなどがあります。

成人矯正や小児期の最後でいわゆる矯正装置、ブラケットとワイヤーを用いて歯を並べていきます。当院では見える部分には透明な装置を使用し、奥歯にはメタルのチューブという装置を使いそこにワイヤーを通して治療を行ないます。また、矯正期間を短縮できるワイヤーとブラケットの摩擦の少ないデーモンシステムがありますが、ブラケットの見える側が半分メタルになります。

特殊な矯正治療

直径1ミリくらいのマイクロインプラントを設置し固定源とするMIAという治療方法があります。当院では採用してから1年半経過しますが良好な結果を残しており、数か月単位での治療期間の短縮が可能です。

通常の歯の移動に使う固定とは一般には奥歯ですが、動きにくいものの多少は動きます。MIAでは骨に設置したインプラントを固定としますので固定源の動きが0です。そのためスピーディな矯正が可能となります。痛みや体への害はなく、設置の際に通常の治療に使用する麻酔を虫歯の治療時の1/5〜1/2程度使わせてもらいます。

また、コルチコトミ--というスピーディな矯正があります。これは歯を支えている骨にヒビを入れるオペをして、個人差はありますが最大の効果が発揮されれば6か月で治療を終えることが可能です。少なくとも治療期間を半分に短縮できると思います。ただし骨の成長段階にある小児には適応できませんので、対象患者は20歳以上と考えています。

この方法は歯を動かす時に生じることがある歯根の吸収が少ないメリットがあります。骨の内部での歯の移動と、歯を支える骨ごとの移動が合わせて起こるからです。また、骨折すると一度折れた部分は以前よりも強くなりますよね。それと同じで矯正が終わった後はヒビを作った部分も以前より強く治癒しています。つまり通常の矯正よりも後戻りが少ないのです。これら2つのメリットがスピーディに終わることよりも大きなメリットと言えると思います。
 

矯正治療費の支払い

まず診断料として21000円かかりますが、矯正をされる場合はそれをのちの見積もりから差し引きます。患者さまの状態により費用が決定しますが、基本的に矯正装置を付ける際にお支払いいただきます。
 

矯正ができないケース

顎変形症など外科矯正のケースは大学病院や他医療機関をご紹介させていただいています。

根管治療

根管治療不幸にして抜髄処置となった場合でも、しっかり歯の内部の根管を無菌化してあげて、再度感染が起こらないように治してあげれば長く歯をもたすことは可能です。それには根管治療についてのコンテンツをご覧下さい。
 

根管処置後の補綴(被せ物)

根管処置後の補綴(被せ物)しっかりした、しかも歯を壊しにくい土台を用いて補強したら次は仕上げの被せ物です。これは場所や噛み合わせにより材質を考えないとなりません。まずは、我々にご希望を伝えて下さい。
 

歯周病

歯周病歯石を取ったことがないという人は少数派ではないでしょうか。

だいたいの皆さんは歯石除去の経験があるとは思いますが、歯から歯石を除去することを初期治療と呼びます。それでメインテナンスに移れる軽度な患者さまもいれば、その後歯周ポケットが残る方はそのポケットを除去するオペが必要な場合もあります。歯周病を完治させることは可能ですが、なかなか大変です。

詳細に関しましては歯周病についてのコンテンツをご覧下さい。
 

予防

歯周病の予防として定期的なメインテナンスやポケット内の細菌培養検査などが可能です。患者さまそれぞれお口の中に存在する細菌の種類が違いリスクも違います。そのリスクの高さに応じてプログラムを組んで歯周病を悪化させないための取り組みをします。また、虫歯の予防としてこれも定期的なメインテナンスと虫歯菌の検査、唾液の質の検査、などが可能です。

歯周病と同じでリスクに応じて検診やフッ素塗布の間隔を決めたり予防のプログラムを考えます。

インプラント症例5

<術前>
インプラント症例2
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<術後>
インプラント症例2

 

インプラント症例6

インプラント症例3
40代男性の左上。歯が割れてしまって抜歯になってしまったケース。インプラントを希望されました。
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インプラント症例3
写真右は咬合面観です。「見てわからないように」というオーダーだったのでスクリューの穴がありません。

治療を終えてのコメント
「歯が入るまでは長かったけど他の治療をしてもらっている間にできた感じ。インプラントにして良かった」 とおっしゃっています。
 

インプラント症例7

インプラント症例4
女性60代。右下奥歯のブリッジが破損して2本インプラントを用いた症例。
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インプラント症例4
写真右は咬合面観です。メインテナンス性を重視してスクリュー固定としています。

治療を終えてのコメント
この患者さまは骨が非常に痩せており、GBR法とFGG法を併用させていただいたため、時間がかかりましたがご満足いただいています。
 

インプラント症例8

インプラント症例550代女性で、歯がグラグラで噛めないということで来院されました。多くの歯が手遅れで抜歯をさせていただき、インプラント治療をしたケースです。歯周病の手術や矯正治療も合わせて行っています。

<術前>
インプラント症例5
インプラント症例5
術前の咬合面・側方面観。多くの歯が動いてしまう状態でした。
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<途中経過>
インプラント症例5上はインプラントの設置が終わり、下の歯の矯正を始めたところ。

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<術後>
インプラント症例5

治療を終えてのコメント
しっかり噛めるとのことで、スポーツも積極的にされていて以前にも増して活発になられたように思います。
 

インプラント症例9

インプラント症例630代女性。上顎前歯部分のケースです。

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<途中経過>
インプラント症例6
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<術後>
インプラント症例6

 

インプラント症例10

インプラント症例720代女性の患者様のケース。前歯術前の状態。


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<途中経過>
インプラント症例7

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<ファイナルセット時>
インプラント症例7

 

インプラント症例11

インプラント症例830代女性の前歯部分ケース


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<途中経過>
インプラント症例8
右の写真はプロビジョナル・レストレーションセット時のものです。
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<術後>
インプラント症例8

 

インプラント症例12

インプラント症例
50男性で左上奥の歯が保存不可能になり抜歯をして、インプラントを希望された症例です。写真右は咬合面観。いつでも外してメインテナンスできるようスクリュー固定になっています。
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インプラント症例

治療を終えてのコメント
「どんなものか不安はあったけれど、良く噛めるし問題ないよね」、とおっしゃられています。
 

インプラント症例13

<術前>
インプラント症例

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<術後>
インプラント症例

 

症例紹介

根管治療症例
歯周病症例
審美歯科症例
矯正治療症例
インプラント症例
親知らず抜歯症例

 

矯正治療症例一覧

矯正治療症例1:他院での矯正後の舌癖による後戻りに対応したケース
矯正治療症例2:2級叢生非抜歯
矯正治療症例3:強度の叢生を伴う成人矯正
矯正治療症例4:歯列の歪みと左上2交叉咬合を伴う叢生のケース
矯正治療症例5:2級上顎3.3埋伏症例
矯正治療症例6:1級叢生(TMDあり)
矯正治療症例7:1級叢生(狭窄歯列)
矯正治療症例8:叢生で前歯部分過蓋咬合
矯正治療症例9:上下顎前突のケース

 

当院について

当院についてこのページではおがわ歯科医院の基本情報をご紹介します。

無料小冊子・勉強会のお知らせ
セカンドオピニオンについて
インフォームド・コンセント
診療情報の提供
バイアフリー
個人情報保護に対する取り組み
歯科健康診断の有無
救急医療に関して
相談窓口の有無
女性専門外来
他医療機関との連携

 

無料小冊子・勉強会のお知らせ

インプラントに関する小冊子、矯正についての小冊子、ホワイトニングに関する小冊子、エムドゲイン(再生療法に使用します)の小冊子、ゴアテックス・メンブレンの小冊子、BML社の歯周病・カリエス原因菌の特定の検査についての小冊子など。

患者さま向けの無料勉強会(テーマは毎回違います)を月に一回の割合で開催予定です。
 

セカンドオピニオンについて

他院での診断に納得がいかない方、または他院での治療に納得ができない方、正確な現在の状態をお伝えします。

例えば、抜歯しか方法がないと言われたが本当にそうなのか?問題ないと思われた歯の調子が悪い。御子息・お嬢様の矯正のスタートがいつなのかわからない。
ご主人・奥様の治療に疑問がある、などなんでもけっこうです。お答えします。
 

インフォームド・コンセント

これは説明と同意という意味ですが、今の時代あたりまえです。患者さまと私どもが一緒に治療計画を建てるわけですから。
 

診療情報の提供

診療情報の提供もちろん可能です。ただし、個人情報保護法に基づいて御本人に限らせていただいております。ご家族様でも委任状等がない場合はお断りすることもございます。何卒ご理解いただきたく存じます。

また、患者さまが未成年の場合はこの限りではなく、保護者さまにお渡しいたします。
 

バリアフリー

バリアフリー院内の段差をできる限り小さいものとし、車椅子のままお入りいただけるお手洗い、レントゲン室となっています。チェアについてはお席に着きやすいよう180度回転いたします。また、視覚に障害をお持ちの方にはスタッフがお席までご案内いたします。
 

個人情報保護に対する取り組み

治療をする中で写真を撮りますが個人と特定できるような写真については、許可が得られないものに関しては外部、例えばホームページの掲載や学会での発表などにも使用しません。また、それ以外の個人情報についても診療上知りえた事柄については守秘義務が生じます。これを漏らすようなことはスタッフ一同ありません。

プライバシーポリシー
 

歯科健康診断の有無

千葉市歯周病検診(年齢により一部負担金あり)
歯科ドック(通常の歯科検診に加えポケット内に隠れた細菌をBML社のPCR法にて検出し、本来口腔内にない外来菌種があれば内科的な投薬治療を行なうこともできます。)など。
 

救急医療に関して

当院で対応できる救急医療は外傷による歯の脱臼、口腔内の裂傷、顎関節の急性クローズドロック(急に口が開かない。これは放置しておくと元に戻らなくなる可能性があります)です。

緊急の際はお電話にてご連絡下さい。
TEL:043-291-6555
 

相談窓口の有無

インプラントについてはDGZI認定医ドクターまたはインプラント・コーディネーターが御相談にのります。矯正についてはドクターまたは、歯並びコーディネーターが御相談にのります。これらは、要予約です。また、メールでのご質問にもお答えしますので、お気軽にお問合せ下さい。
 

女性専門外来

専門としてはいませんが、現在、当院の患者さまは7割以上が女性です。
 

他医療機関との連携

JFE千葉病院
三愛記念そが病院
千葉労災病院
千葉大学附属病院
東京歯科大学付属千葉病院
日本歯科大学付属病院
貴和会銀座歯科診療所(院長小野善弘、中村公雄)
目黒ケンデンタルクリニック(院長山口賢一)
虎ノ門大島歯科医院(副院長宮﨑仁)
目黒吉田歯科診療室(院長吉田太) 等

矯正治療症例1:他院での矯正後の舌癖による後戻りに対応したケース

矯正治療症例10代女性。
矯正治療を一度したが後戻りしたとのことで来院。
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矯正治療症例治療後(5か月後)
 

根管治療症例

歯髄の保存

ラバーダムをして二次的な感染を防ぎ、露髄した神経の保存を試みたケース
根管治療症例


根管治療の様子

ラバーダム装着の様子
根管治療症例

根管治療症例一覧を見る
 

矯正治療症例2:2級叢生非抜歯

10代男性(叢生)
アクチバトール(今であれば似たような装置ですがFKOを使います)を用いて、下顎の前方への誘導を行ってからいわゆるワイヤーの矯正を行いました。

矯正治療症例4

矯正治療症例4

矯正治療症例4

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術後(治療期間12カ月)
矯正治療症例4

矯正治療症例4

矯正治療症例4

 

矯正治療症例3:強度の叢生を伴う成人矯正

成人女性30代(骨格性の2級叢生)
とにかく凄いです・・・。大変でした。右上4および下顎前歯1本抜歯しています。成人矯正なのでどうしても限界があります。今までで一番苦労しました。

矯正治療症例3

矯正治療症例3

矯正治療症例3

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術後(治療期間19カ月)
矯正治療症例3

矯正治療症例3

矯正治療症例3

 

矯正治療症例4:歯列の歪みと左上2交叉咬合を伴う叢生のケース

成人女性20代(1級叢生)
矯正治療症例4

矯正治療症例4

矯正治療症例4

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術後(治療期間29カ月)
矯正治療症例4

矯正治療症例4

矯正治療症例4

 


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