左下7の根分岐部の再生療法
こんにちは。下の一番奥の歯の根は手前と奥と2本に別れているものです。つまり根の又にあたる部分が歯周病になったら、形態的にとても厄介であるこ とがそうぞうできますでしょうか?今回報告させていただくのは左下7番(一番奥の歯)の「根分岐部病変」と呼ばれる、前述した部位の歯周病に対する再生療 法についてです。
術前のいわゆるポケットの数値は7~8ミリでした。けっこうな数値でして、抜歯の可能性すらある、そんな状態でした。現状であればまだ回復の見込みがあるため、それを患者さまにお伝えして再生療法をさせていただきました。
まず、再生療法のオペの際の状態から見ていきましょう。
プローブという歯周ポケットを測定するメジャーをあててみると、骨の頂上から5ミリは骨が失われていることがわかります。
その内部を完全にデブライドメント(根の表面にある歯石などの汚れを除去すること)してから、根の表面を処理して骨補填材を置いてゴアテックス・メンブレンを設置したところです。
処置から6週間後、一部露出したメンブレンを除去するオペを行った時の状態です。骨の欠損があった部位に骨様組織(骨、と言いきると専門的には組 織検査をして骨と同じ構造なのか証明しなくてはならないため、骨のようなという表現をしています。わざわざ、侵襲が大きいのに組織を取らせてもらい顕微鏡 で確認しますか・・・?)が出来上がっていますね。
そして、メインテナンス時の周囲組織の状態です。良好でしょう?歯周病的な歯肉には見えないと思います。千葉県内で歯周病でお悩みの方、再生療法をお考えの方、ぜひご相談ください。おがわ歯科医院歯周病インプラントセンターがお力になれると思います。