再根管治療
根管治療を正しく行うことは歯の保存には不可欠ですし、歯列の安定さらには顎口腔系の安定にも寄与します。当ブログでも繰り返しお伝えしていますが『ラバーダム』と『拡大視野』が必要と思います。
そして、精度の高い根管治療を行うにしても『初めて行う根管治療』と『再根管治療』とでは難易度が大きく違いますし、結果に対する責任の所在も変わってきます。再根管治療はとても大変です。なので慎重にケースを選びお断りすることもございます。ご了承ください。
また、ラバーダムとマイクロスコープは非常に重要なツールですが、これらがあれば何でも治るかと言えばそうではありません。最後は術者の心と腕、つまりアナログな部分が決め手になります。
昨日ご相談にお見えになられた患者さまは、僕の目には『残せる可能性の方が高い』と見えるのに他院では『割れているから抜歯』との診断を受けたということです。基準はいろいろあると思いますが、納得がいかないようでしたら一旦踏みとどまってみた方がいいかもしれませんね。
ちなみに、写真と本文は関係がなくラバーダムとはコレです、そう言いたかっただけです。