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2013年12月26日

姿勢のゆがみって多くの方が持っていると思います。
先日私もその道のエキスパートの吉永さんに『ねじれてます』と、
イタイ指摘を受けたばかりです^^;・・・


今日ご紹介する患者様もお母様が心配されておがわ歯科医院を
受診した方です。そして、初診時に『まっすぐ立ってね~』と言った時の写真がコレ。


PICT1995.jpg


全然ふざけてなんかないし、生体はこの姿勢でなければ『ツライ』から
この姿勢を取るんです。姿勢を維持する筋肉が弱いとか
そんな問題だけではないはずです。


左側を下にしてうつ伏せで寝ているとか、何か睡眠態癖が
隠れていると推測されますが、カウンセリングでいくつか判明した
問題点をお伝えして、改善する指導も行いました。


そして、あることを続けているのですが、
3か月後の彼の様子がコチラ。


PICT0185 (2).jpg


実は治療の経過の中には『一重』から『二重』に変化しているんですが、
それはプライバシー保護のためブログ内でお見せすることはできません。
悪しからず。


初診時にゆがみに気付かずに、そのまま成長したら
どのような骨格の成人になっていたでしょうか・・・?
想像したくないですね、恐ろしいので。


もちろん、噛み合わせ由来で姿勢が歪むことも多いですが、
まったく無関係の事も少なくありません。当たり前ですが、
『診査と診断』が重要ですね。


『うちの子、まっすぐ立てないんです』とか、
『ランドセルが片側だけズリ落ちるんです』とか、
そういった問題の答えが実は『噛み合わせ』にあることもあります。


お子様の小さなサインに気付いてあげてくださいね^^

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2013年12月18日

親知らずの話です。


埋まっている親知らずで、写真のように黒い歯石が多量に付着しており、
これでは自家歯牙移植のドナー歯には
不適切ですので、抜歯しかありませんね・・・。


vsadfhuj.JPG


縫合まで30分、もうちょっと時間短縮してあげたかったです。


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2013年12月11日

僕は学生の時に実習でやって以来経験がありませんが
過去歯科業界ではアマルガムというものを使用していた時期があります。


PICT0039 (2).jpg


このような金属があなたの口の中にもありませんか?
これはキケンな水銀を含んでいます。水銀は重金属です。


水俣病の原因物質としても有名ですね。
また、チメロサールという名称で各種ワクチンにも含まれています。


あるブログで次のようなタイトルで紹介されています。
【子供に"水銀"ワクチンを打ちたがる理由】


これがすでに口腔内にある場合、どう言った事が予測されるでしょうか?
じわじわと溶けだして体内に吸収される恐れが強いですね。


そして一度吸収された重金属を体外に排出することは困難です。
方法はあるんですが・・・。ということは、アマルガムの撤去は
かなり慎重に行わなければなりませんよね?


PICT0040 (2).jpg


このようにラバーダム防湿してから行う必要があります。


なぜか???


皆さんは消化吸収がまずどこで起きるかご存知ですか?
胃腸ですか?


違いますよ。


それは舌の下です。
舌下吸収といいます。


心筋梗塞や狭心症の救急薬として常備されている方もいる
ニトロの舌下錠はココで使用するようになっているでしょう?


つまり吸収が早いから薬が効果的に効くということ。
では、毒はどうか?


同じ理屈で吸収されていくでしょうね。そうならないように、アマルガムの除去には
ラバーダムが必要なんです。


余談ですが、咀嚼によって唾液と食物が混ざります。
だから噛まずに飲み込んだら吸収効率が悪くなります。


そして噛んでいる間にも舌下からの吸収は起こっています。
つまり身体が弱った時におかゆを出す家庭が多いのではと推測いたしますが、
ちょっと考えると唾液と食物が混ざりにくいことがわかります。
すでに水分を含んでいるため唾液が混ざりにくいということです。
消化吸収という視点で考えたら、おかゆはナンセンスですね。


そのうえ、動物は傷ついたりしたらどうするのか?
食事をとらず体を休めるのです。消化吸収に使うエネルギーを
体力の回復に使うからです。


病気療養のためにしっかり食べる、これも逆効果・・・。
正岡子規は晩年、とんでもない大食漢であったことが知られています。
家族も治そうとして贅沢の限りを尽くした食事を子規に与えますが、
病状は悪化の一途をたどります。


まさか、柿食えば・・・の一句が柿11個だったとは想像しなかったでしょ?
それも三食食べて、しかも毎食米も3膳いただいていたということです。
フォイトの栄養学の犠牲者です・・・。


話を戻します。


ということで、安全な環境を作り、その上でアマルガムを除去して、
修復をしている様子です。


PICT0041 (2).jpg


ここまで行えば安全な治療と言っていいと思います。

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